おおきく振りかぶって17巻感想(1)

9月23日発売の「おおきく振りかぶって」第17巻の感想です。

おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)
(2011/09/23)
ひぐち アサ

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この17巻の収録内容については、
約2年半前の月刊アフタヌーン発売当時に、詳細な感想を書いていますので、
よろしければ下記リンク先もご覧ください。
アフタ09年2月号(1)
アフタ09年2月号(2)
アフタ09年3月号
アフタ09年4月号(1)
アフタ09年4月号(2)
アフタ09年5月号(1)
アフタ09年5月号(2)

今回は書き下ろし部分(表紙、カバー下おまけ漫画、巻末おまけ漫画)についての感想です。

※野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
腐った妄言も含みますので、原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがあります。ご注意ください。


17巻を読んで。
まず真っ先に声を大にして言いたいことは、コレです!







花 井 は ピ ア ノ が 弾 け る……!!!!
音楽の授業で、スラスラとピアノを弾く花井。
ピアノの横で、唖然とした表情で見つめる水谷・泉・千代ちゃん。
花井は恥ずかしいのか冷や汗をかきつつ、軽く目を閉じてとぼけ顔で「何か?」。

ちょ……おまっ……!!?
連載8年目にしてこんな予想外の萌え設定が爆弾投下されるとは……!
萌えすぎて呼吸困難に……ッ!
野球部主将で、中学時代は4番で、プルヒッターで、強肩堅守なスポーツマンで。
部活仲間の英語の勉強を見てあげられるぐらい頭も良くて。
身長181cmで、スラッとスタイルも良くて、リーダーシップもあって、面倒見も良い。
そのうえピアノまで弾けるなんて……どんだけ万能スーパーマンなのさ……!!
くわえて、名前が「梓」で、瞳や髪の色素が薄くて、髪を伸ばせばゆるふわ天然パーマで、
超カワイイ双子の妹が二人いるなんて!
もうこうなったら花井家の美人三姉妹ってことでいいじゃない!
梓は地上に舞い降りた堕天使(※中の人同一ネタ↓)ってことでピアノ弾き語りで熱唱ステージすればいいのよそうよそうよ!



……すみません。取り乱しました。
まさかまさか梓がピアノを弾けるとわ……(呆然自失)
いやマジで、小学生の頃は妹達の手を引いて、3人で一緒にピアノ教室通ってたのかな?
あのキャワエエ妹達と連弾したりしてたのかしらん?
妹達が上手く弾けなかったりミスしたら、お兄ちゃんが優しく手本を弾いてみせたりして。
ピアノの発表会では、パリッとしたブレザーとか半ズボンとかの正装で、緊張で頬染めながらステージに……!
グハァッ!! 萌えすぎて心拍異常が……ッ!
これ以上、花井のピアノに妄想を馳せると、自分の妄想で寿命を縮めそうなので自重します……(バカ)

17巻を未読の方には、突如たわごとを喚き出して、さぞや意味不明でしょう。申し訳ありません。
17巻の巻末おまけ漫画に、西浦高校の芸術の授業について書かれていたんですよ。
西浦では、芸術の授業は美術・音楽・習字の3択で、3クラスずつ合同で授業を受けるそうです。
・美術:[巣山、西広][浜田]
・音楽:[栄口][水谷、花井、篠岡、泉]
・習字:[沖][阿部、三橋、田島]
このおまけ漫画から判ることは、
巣山は絵(デッサン)が上手い。
西広は漫画好きだから美術を選択した?w
花井はピアノが弾ける!!
沖は貼り出されるぐらい習字が上手。(原作8巻カバー、沖久美子さんの持つ写真もそうでしたねv)
阿部・三橋・田島は、単に楽そうなので習字を選んだ(笑)。


●表紙&目次
表紙については、先日の日記で、他のライバル校表紙も交えて語ったので割愛して。

目次は、小学生(あるいは中学1年?)の頃の春日部市立の3年生達が。
航先輩、柴先輩、小野先輩と、みんなイガグリ頭にヒョロヒョロの体で、かーわいいなぁ~vv
商店街のおじさん達が熱心にバッティング指導をしてくれているのが、
地元密着の春日部市立高校らしいというか、伝統と校風を感じさせますねvv
金網の向こうから、別の少年野球チームらしい涼(それとも葵?・笑)が見つめてるしv
バックネット裏の春日部お爺さんズや、こういう風景を見ていると、
野球がこの地域の生活に根づいているんだなぁ、と嬉しくなります♪
それと、目次ページにボールカウントのコールについて注意書きが載っているのが新鮮w

中表紙は、P.163の、
合宿2日目夜に布団の中で「オレが、ダメだから…」と愕然としている三橋くんの顔、ですね。


●キャラクター・プロフィール
春日部市立の3名と、ARCの3名。
春日部お爺ちゃんズに「イロオトコー」と応援されていた(16巻P.149)加藤正芳くんは、
2年生で涼くんと同じクラスだったんですね! 3年生だとばかり思ってたよ。

ARCの吉田さんは「友成」という名前で一人っ子w、
そして太田川くんは「好美」ちゃんかぁ! ビックリしたのが3月生まれってコト!
一般的に「早生まれの人はスポーツ選手として不利」と言われたりしますよね。
早生まれだと、少年期には4月生まれの人などに比べて成長の差があるため、
体格・体力・運動能力に差が生じることがあり、
特に、体が大きいことが重要な資質の一つである野球においては、
早生まれはチーム内の競争で不利になりやすい、
プロ野球選手で4・5・6月生まれの人は、早生まれ(1・2・3月生まれ)の約3倍、という記事も。
早生まれは損か(バレーボールガイド)
そんな中で、3月生まれ(ほとんど巣山くんと1歳差)で181cm、75kg、
入学後3ヶ月にして最強ARCでベンチ入りって、太田川くんは相当身体的に恵まれているんだな!
兄2人に妹1人って、崎玉の大地くんと兄弟構成が似ていますねw(大地は兄3人だけど)


●巻末おまけ
冒頭に書いた芸術の選択授業の他に、合宿所の設定と、西浦高校の校内・周囲について。

夏合宿の宿泊所は、3年前のアフタ本誌掲載時に予想した通り、
西浦高校敷地内の「格技場兼合宿施設」でしたねv
モデル校にも「合宿所兼格技場」があるので、案の定でした。
位置も目星をつけていた所と同じw
ただ、できれば中の構造を知りたかったなぁ~。
恐らく1階が格技場とトレーニングルームで、2階が和室(西浦ナインが寝てる部屋)だけど、
さらに上への階段があるから、3階は何があるのか?(引率教師や女子の寝室?)とか、
調理をしている場所は恐らく別棟だろうけれど、どこなのか? とか。

モモカンは実家暮らしなんですね。
まぁ、まだ23歳だし、お金もあんまりなくてバイトに励んでいるし、妥当ですね。
久々にアイちゃんが登場して嬉しい~♪♪ なんか前よりスマートになってる気が(笑)。
ところで、モモカンには弟がいるはずですが、実家で一緒に暮らしていないのかな?
春合宿は、部員が何人集まるかわからなかったから合宿施設使用の申請をせず、
古民家を借りて合宿した、ということは、
2年生の春合宿は、校内の合宿施設でやることになりそうかな?

「遅刻坂」も「万葉の庭」も「見沼用水」も、モデル校そのものですねvv
見沼用水はGoogleマップで見ることもできますよw
春は川縁の桜並木がホントに綺麗で、西校斜面林も緑豊かで静かで、
川沿いの道は途中から車両通行止めになって、川沿いのフェンスもオシャレに変わってて、
散策にピッタリな遊歩道になっている、はず(笑)。

●カバー下おまけ漫画
春日部市立高校は、男子高……!?
あ、アレ?
原作3巻P.50で、千代ちゃんが春日部市立の女子制服を着て紹介していたよーな……^^;
それはまぁいいとして、春日部市立のモデル校は、
野球強豪校の春日部共○かと思っていたんですが、○立春日部の方だったんですね。
あんな可愛い顔した葵&涼が、モーレツに汗臭いって、ギャップ萌え~vv(笑)
てゆーか、おまけ漫画を読んでいて、
これなんて我が母校……!? と驚愕しました!(笑)
校歌の他に”応援歌”があるとか、バンカラを地で行く校風とか、応援部も健在とか。
おまけ漫画を読んでいて、なんの違和感も感じないどころか、めっちゃ懐かしかったww
いや、我が母校はそこまで臭くはなかったと思うけど……たぶん……(苦笑)。

17巻の感想前半は以上です(笑)。
漫画本編を通して読んでみての感想は、明日の日記で!

続きの感想はこちらです→おおきく振りかぶって17巻感想(2)


以下、単なる私の高校思い出話なので、興味のない方は完全スルーしてくださいm(_ _)m





我が母校も伝統のバンカラ校で、ほとんど男子高(男女比2:1)で、
古い応援歌が15~20曲も存在し、高校入学1週間後に「地獄の応援練習」がありましたw
入学間もないピヨピヨ1年生達が、お昼に教室でキャッキャウフフとお弁当を食べていると……
遠くから全速力で廊下を駆けてやってくるけたたましい足音が……!?
学ラン詰襟のおっかない男性先輩が数名ずつ、
1年生の各教室のドアをバーン! とぶち開けて突如乱入。
「席につけ!!」「箸を置け!!」「姿勢を正せ!!」
地響きのようなものすごい怒鳴り声で威嚇し、
「本日から1週間、放課後に応援練習を行う!」と訓示。
その場でガナリ声の応援歌を2~3曲聞かされ、「曲と歌詞を暗記しろ!」と命ぜられ……。
放課後は体育館や剣道場に強制的に1年生全員集合で整列。
背中に両腕を組んだ応援団姿勢で直立不動のまま、
ひたすらデカイ声で応援歌を歌い続けること1~2時間。
列が乱れていたり、歌詞を間違えたり、声が小さかったりすると、男も女も関係なく、
顔に唾がかかるほど怒鳴られ、あるいは胸倉を掴まれ、引きずられて壇上に立たされ。
毎日半泣きで小難しい応援歌を2~3曲ずつ覚える地獄の特訓が1週間続きましたー。
ああ、今となっては楽しい思い出だなぁ~。←
お陰で今でも応援歌は半分以上歌えるし、あのバンカラ校風も未だに大好きですよん♪
今じゃあんな厳しい応援練習はやっていないんだろうなぁ。巷で問題になりそう(苦笑)。
まぁ、私がいた当時は、富国強兵を以て旨とする戦前の黎明期ですからね~。
嗚呼、明治は遠くなりにけり……(←おまいホントはいくつやねん。つか男?^^;)
春日部市立のおまけ漫画で、そんなノスタルジーも味わえましたw
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