毎年飽くことなく十五夜のボケボケ写真を撮っては、喜々としてブログにアップしているワタクシ。
今年ももちろん、9月のカレンダーを眺めては指折り数えて、今日のこの日を楽しみに待っていました。
しかも、「十五夜」は必ずしも満月になるわけではありませんが、
2011年の十五夜は6年ぶりの満月の日なんですよ!
……が。
今宵、私の住む町はあいにくの雨模様。
十五夜お月さんの兎にも会えずじまい。
お天気ばかりはどうしようもないですねぇ。
そもそも9月は昔からちょうど台風の季節だし、
江戸時代の書物にも「中秋の名月、十年に九年は見えず」のような記述もあるそうですし。
中秋の晩に雨が降ることを「雨月(うげつ)」と呼ぶそうですね。
>月が見えないながらもなんとなくほの明るい風情を賞するものとされる。
とWikiにも書いてあります。
雲で隠れようと、雨で邪魔されようと、ぶ厚い雲の向こうにある十五夜の月を、
ならば私も先達に倣って、本物の名月が見られない代わりに、
このブログのトップページに飾った満月の画像と、
過去5年間の十五夜の日記で、なんちゃってお月見をすることにします(笑)。
・2010年9月22日
・2009年10月3日
・2008年9月14日
・2007年9月25日(※楽天戦のチケット購入で浮かれて十五夜を忘れてた)
・2006年10月6日(※雨天のため写真は撮れず)
月見団子&月見まんじゅうは、ちゃあんと用意してあるしね(笑)。

「雨月」と聞けば、思い出すのは「雨月物語」。
江戸時代後期に、上田秋成という人が書いたもので、
日本・中国の古典をもとにした怪異小説9篇から成る5巻5冊の本です。
書名は、序文にある「雨霽月朦朧之夜」(雨がやんで月がおぼろに見える夜に編成した)
という一文に由来しているそうな。
小学生の頃、この「雨月物語」や「今昔物語」など図書室から次々借りてきて読み耽ったなぁ。
(もちろん、原本の現代語訳ではなく、小学生向けに易しい表現で書かれた本ですが)
……でも、今になって久々にあらすじを読み返してみても、ほとんど記憶にない^^;。
微かに覚えていたのは「浅茅が宿」ぐらいかなぁ。
それに私、ホラーとか怖い話が大の苦手なんですよねぇ^^;。
だから、意図的に忘却の彼方になっちゃったのかな?(無教養な女orz)
ところで、来年の十五夜(2012年9月30日)も、再来年の十五夜(2013年9月19日)も
ちょうど満月にあたるそうですよ^^。
来年こそは、晴れ渡った夜空に凛と輝く十五夜の望月が見られるといいな。
- 関連記事
-
- 二重の虹 (2011/10/01)
- 虫愛づる (2011/09/28)
- 雨月 (2011/09/12)
- 青空のかけら (2011/08/29)
- クールビューティ (2011/08/24)
この記事に対するコメント