
花の写真をよく撮るのですが、そうすると花に集まる昆虫も写ることがあります。
ブログに写真をアップする場合は、虫嫌いな方もご覧になるかもしれないので、
虫の写った写真を決して載せないように注意を払っていますが。
今回は敢えて、そんな日の目を見ない虫達を表舞台(?)に出してみたいと思います。
※この先、トンボ、蝶、蜂の写った花の写真がありますので、
お嫌いな方は決してご覧にならずに、速やかに退避してください!



実は、私も昆虫はどちらかというと苦手なんです(苦笑)。
でも、目で見る分には、毛嫌いするほど苦手ではありません。
トンボやチョウチョは手で触れるし、ハチも刺されさえしなければ傍に来ても平気かな。
写真を撮っていて写り込むならば、喜んで被写体として撮影します。
小学4年生頃に、アゲハチョウ(ナミアゲハ)の観察日記をつけていました。
卵から幼虫、蛹、成虫になって飛び立つまで、
毎日餌をあげて、観察して、絵を描いていたので、
アゲハチョウだけは今でも大好き!
鳥のフンみたいに黒くてボコボコした一齢~四齢幼虫も、
背中に目玉模様がついた緑色の芋虫な五齢幼虫も、
愛おしく、懐かしく感じます♪
五齢幼虫は「ワッ!」って大声で驚かすと、
前足を持ち上げて上体を起こし、頭からオレンジ色の柑橘臭がする角を伸ばして、精一杯威嚇するんですよぉ~vv ああ可愛い♪
そういえば、平安後期の短編物語集「堤中納言物語」に、
「虫愛づる姫君」というお話があったなぁ。
なんだかこのお話は印象に残っていて、好きでした。
「風の谷のナウシカ」のヒロイン、ナウシカの着想モデル、とも言われていますね。
気高く美しく賢い姫君なのに、お化粧もせず、見た目を気にせず、綺麗なものを愛でず、
周りの侍女達に陰口を散々囁かれながらも、
「人は、まことあり、本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」と
虫を蒐集したり、毛虫が成長する様を観察することに夢中の、風変りな姫君。
”変人”っぷりにどことなく共感するからでしょうか?(笑)
さりとて、TPOに合わせた言動や、他人を不快にさせない最低限の常識は必要でしょうね。
虫が苦手な私は、虫愛づる姫君ほどは突き抜けて我が道を行けない、ハンパ者ですなー。
虫の代わりに、801の茨道を匍匐前進にて、いざ往かん(笑)。
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この記事に対するコメント
10/5に拍手からコメントを下さった方
虫がお好きなのですね♪
昆虫たちが一生懸命働いている様は、可愛くて和みますよね~
セミの翅など、繊細な細工のようで綺麗ですよね
>他の昆虫もすごくよくできていて、自然ってすごいなと感心します。
私も虫に苦手意識が少々ありながら、それでもまじまじと見つめてしまうのは、
「自然ってすごいなぁ! 無駄がなくて、美しいなぁ!」と感嘆の念があるからだと思います
女性よりも男性の方が虫好きな傾向なのは、
あのメカニックな形態が、男子の心をくすぐるからでしょうか?
実は私、ヘビも見るのは好きなんですよ~(笑)
お友達にヘビを飼っている人(女性)がいたのでw
動物園に行くと、ガラスケースの前で、美しい鱗やつぶらな瞳に見入ってしまいます。
クモや蛾やGさんは、どうしても苦手ですが
それも先入観による偏見かもしれないですねぇ……。
>自然界で普通に成長するのは難しいんでしょうね。
環境変化で、ますます生存競争が厳しくなっているのでしょうね……。
趣深いコメントをどうもありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております!