8-4でロッテに勝ち、プロ初先発初勝利!
今季ルーキーの中では初勝利一番乗り、ということで、
やっぱり佑ちゃんは”持っている”! とマスコミはお祭り騒ぎですねw
◆地元ファン興奮!佑は「やっぱり持ってる」(サンスポ4月17日付)
◆佑ちゃん勝った!やっぱり持ってる一番乗り(サンスポ4月18日付)
小さい文字佑ちゃんのプロ初登板、1回表にいきなり先制ツーランホームランを打たれましたが、
その裏、ロッテの先発で同い年の大嶺投手が、四球、四球、四球と3連発で、
最後は日ハムのホフパワーに逆転満塁本塁打(グランドスラム)……(唖然)。
お、大嶺くんェ……orz
この日の大嶺くんは制球定まらず、1回1/3で5失点KO降板。
そして翌日に2軍へ降格……orz
私としては、1988年生まれのマー君や佑ちゃんの世代を皆応援しているので、
佑ちゃんが初勝利は嬉しいけれど、その反面、大嶺くんがノックアウトされたのはちょっと悲しい……。
同じ17日に、88年世代のヤクルト・増渕投手が
6回までノーヒット、8回1安打無失点の快投♪で、
ヤクルトに今季初勝利をもたらす大活躍をしていたのは嬉しかった♪
増渕くんはヒーローインタビューで、
同世代の活躍を「気にはしていないけど、野球界を一緒に盛り上げていければいい」。
いいよいいよーvvv 黄金世代で切磋琢磨してプロ野球を盛り上げていってくれたまへ♪
さて、話を佑ちゃんの試合に戻して。
5回表の3連打による2失点の場面もハラハラしたけれど、
なにはともあれ5回6安打4失点(自責点1)で勝利投手に。
梨田監督曰く、「初先発で初勝利だから、100点でいいんじゃないかと思う」
札幌ドームのファンは大歓声でしたねぇ。
この日球場に駆けつけたお客さんは3万7863人で、
4月12日にダルが投げた開幕戦とほぼ同じぐらい大勢のお客さんが入りました。
北海道の視聴率もすごかったみたいですよ~。
地上波ローカル局の試合生中継平均視聴率が、札幌地区で29.4%、
最高視聴率は6回裏に37.0%。休日の昼なのに。
日ハム(北海道移転後)のペナント試合中継では史上最高記録の視聴率だそうな!
◆佑ちゃんプロ初登板、札幌地区の平均視聴率29.4%~瞬間最高は37.0%(oricon4月18日付)
それにしても、プロ初登板で、これだけの注目と期待を集めて、
その上、堂々の初勝利とは。
やっぱり佑ちゃんは「何か持ってる」んでしょうかね?
私は斎藤佑樹投手が好きですが、
「佑ちゃんは持ってる!」という言葉は正直あまり好きではありません。
「佑ちゃんカッコイー!」「佑ちゃんホームラン打たれて可哀想……」
というファンの言葉にもちょっと違和感を抱きます。
この日の出来で「100点」をつけちゃう梨田監督にも、甘すぎるのでは? と首を捻りたくなります。
佑ちゃんは好きなんですけれど、それと同時に野球ファンなので(知識は浅いけど^^;)、
なぜ斎藤佑樹投手が打ち込まれないのか? 非常に疑問と興味を感じます。
素人目に見ても、フォームが小さくまとまっている、左脚がつっぱっていて体重がしっかり乗っていない、
といった受け売りの辛口批評を思わず口にしたくなったりするのです。
斎藤投手のプロ入りが決まった時、これらのフォームの欠点がプロの指導で改善されて、
球威やキレに劇的な変化が見られるんじゃないかと密かに期待していたので、
春季キャンプでもこれといった改善指導はなかった様子に、少しがっかりしたものです。
傍目には、他のプロ投手と比べて際立つ豪速球も目を見張る変化球も持っていない。
けれど、プロの打者を打ち取れる。
対戦したバッターの声を拾ってみると、
「新人というより、ベテランみたい」「自分のペースを乱さない」
「コントロールが良い。低めに丁寧に投げている」「打たされている、振らされている」
「自分でも打てない原因が分からない」「佑ちゃんワールドに引き込まれた」
◆みんな首ひねった 佑対戦のロッテ打者コメント(デイリースポーツ4月17日付)
なぜ斎藤投手に打ち取られているのか、いまいち分からない。不思議です。
斎藤投手がホントに「持っている」ものがあるとすれば、
それは豪速球でも魔球でも稀に見る幸運でもなく、
これ↓かもしれないですね。
>決してものすごいボールを持っているわけではないのだ。
>そのハンディをコントロールと、類い希な感性で補っていたのだ。
>それらは巷間言われるように「持ってる」からではない。
>斎藤の精神力と知恵がそうさせたのだ。
◆過大な夢を背負ってのプロデビュー。日ハム・斎藤佑樹の初勝利を考える。(Number WEB4月18日付)
クールな表情の下に隠した、負けず嫌いとプライド。
注目の大舞台でもピンチの場面でも、舞い上がって我を失わない冷静さ。
打者の打ち気を読み、間合いを逸らして、自分のペースに引き込む投手の感性。
そして低めに集める制球力が彼の一番の武器でしょう。
そういえば、マー君のプロ初登板(2007年3月29日)は2回途中6失点KOで悔し涙、
その後3試合に先発するものの、なかなか勝ちがつかず、
ノムさんに「ピッチングに若さが足りん」と苦言を呈されたりして。
そして、4試合目にして待望のプロ初勝利! 9回140球完投13奪三振。
奇しくも今からちょうど約4年前の2007年4月18日でした。
ルーキーの1年間通して先発ローテーションを守ったものの、結構打たれる試合も多かったっけ。
けれど、なぜかマー君が先発の時は楽天の先輩達がいっぱい打ってくれて逆転勝利し、
マー君は1年目にして11勝を挙げ、新人王を獲得できました。
そのマー君の強運を称して、ノムさんは「マー君神の子不思議な子」と言いました。
だけど、これは決して褒め言葉じゃないんですよね。
褒め言葉、ではあるかもしれないけれど、
”運を引き寄せる力”に感嘆しただけで、”本人の実力”を認めた言葉じゃないんです。
ノムさん風に言えば「三流は無視、二流は賞賛、一流は非難」で、まだ”二流”だということ。
今、マー君が試合で勝利投手になっても「神の子」という人はほとんどいないでしょう。
あるいは、同期で大卒ルーキーの巨人沢村投手が初勝利を収めても「持ってる」とは言われなかったかも。
それは”本人の実力”ゆえの勝利、と周囲に認めれているからこそ。
佑ちゃんが早く「何か持ってる」と言われないような投手になれることを期待して、
これから勝ったり負けたり、試合を通してどう成長していくのか見守っていきたいと思います。
最後に、耳寄りなお知らせ♪
NHKの衛星放送で、次のマー君のピッチング、佑ちゃんのピッチングが見られますよ♪
4月22日(金)~24日(日)の楽天vs日本ハム3連戦(inほっともっとフィールド神戸)は、
NHKBS1で18:30~、3日連続放送されます。
順当に行けば、22日にマー君が、24日に佑ちゃんが、先発で登板する可能性大ですので、
普段は楽天イーグルスの試合を見る機会がない方も、このチャンスに是非どうぞ♪(宣伝w)
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