昨夜、東北地方でまた大きな余震がありましたね……。
震源地は宮城県沖で、マグニチュード7.1。
仙台市では、震度6強だったそうで。

……私、何も知らずに 爆 睡 していました……(@_@;)

危機管理能力が足りなすぎとゆーか、鈍感にも程があるとゆーか、生存本能に難ありとゆーか。
おっかしいなぁ?
今までは、睡眠中でも震度2ぐらいの揺れで必ず目が覚めていたのに。
ちょっと自分に不安が募ります^^;。

つい先日「自然に向かって不平不満を訴えても仕方がない」と書いたばかりですが、
それでも言わずにおれません。
もう地震は勘弁してくれ。
大災害に遭って、いろんなものをなくして、心も体も疲労困憊していて、
それでも前向きに歩き出そうとしている被災地の人達を、これ以上苦しめないで。


ところで今日、国の「義援金配分割合決定委員会」が開かれ、
日本赤十字社と中央共同募金会に集まった義援金の、第1次配分が決定しました。
死亡・行方不明で35万円=原発事故避難者も対象-震災義援金の1次配分(時事通信4月8日付)


対象地域:15都道県
対象者
・死亡・行方不明者:1人につき35万円(2親等以内の遺族や家族に)
・原発事故による避難指示・屋内退避指示:1世帯当たり35万円
・住宅被害 全壊・全焼:1戸当たり35万円
・住宅被害 半壊・半焼:1戸当たり18万円
原発事故は人災だが家に住めない状況は全壊と同じとする。
阪神大震災の時を参考に、外国人や旅行者も対象に加え、余震による被災者にも配分する。

「当面の生活支援のため一刻も早く義援金を配るべき」と、
被災状況の調査に時間を要しない人達に絞って、
被害の全容判明を待たずに配分するそうです。

義援金配布までの今後の流れは、下記のとおりです。
被災した15都道県に義援金が配分される。

各都道府県が「義援金配分委員会」を開く。
今回決まった目安を参考に、配分対象と金額を正式に決める。

市区町村を通じて、早ければ4月中にも被災者や遺族に義援金が渡る見通し。

でも、震災で行政機能がストップした地域では、
配布まで時間がかかったり混乱する可能性も……。
日本赤十字社の社長もインタビューにこう答えています。
「寄付した人は、食べる物がなく、何もかも失った人たちに早く配ってほしい
という気持ちが当然あると思う。
ただ、行方不明者が多くおり、行政も機能しておらず、
被災者はいろいろな避難所にばらばらに避難している。
こうした状況で公平に配るというのは技術的に非常に難しい」

インタビュー:義援金の公平な配分は大きなチャレンジ=日本赤十字社(ロイター4月8日付)

阪神淡路大震災では、義援金の第1次配分は震災の2週間後に支給が開始されましたが、
今回は被害地域も広大だし、被災者数も甚大ですものね……。


日本赤十字社と中央共同募金会に寄せられた義援金は、4月6日時点で1283億8000万円
過去にないペースで善意が集まっています。
でも、これではまだ足りないそうです。

義援金の配分額は、寄せられた金額と被災者の規模によって変わる
>阪神大震災では約1793億円の義援金が集まったが、被災世帯が多かったため、
>1世帯当たりの平均は約40万円の配分にとどまった。
>これに対し、16年の新潟県中越地震は約216万円
>2年の雲仙・普賢岳(長崎)の噴火災害では約3219万円が渡されている。

過去最高の義援金どう配分? 「早く届けたいが、公平性も…」(MSN産経ニュース3月27日付)

結構、金額に差があるものなんですね。
被災者が多いと、多額の義援金が集まっても、1世帯当たりの配分額が少なくなっちゃうのかー。

今回の東日本大震災は、現時点で死者・行方不明者は約2万8000人、避難生活をしている人は約16万3000人。
警察庁などが現時点で把握する状況を基にすると、配分総額は500億円、
しかし、航空写真などから推測される住宅被害を考慮すると、最大で2100億円程度に上る、
と厚生労働省は試算しているそうです。
……う~ん……単純計算して、2100億-1284億で、まだ800億円以上足りないのか。
そもそもあんだけ酷い被害に遭って、1次配分の35万円だけじゃ少なすぎる……。
義援金総額が足りないと、最終的に配分が不公平になってしまう可能性もあるそうで。

今後しばらくは毎月一定額の義援金を募金しよう、と地震後から思っていましたが、
決意も新たに頑張ります!
(そしてこの義援金が栄村大震災の被災者にも届くことを祈って…)
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