2011_03
29
(Tue)23:59

全力プレーをありがとう!

昨日行われた、センバツ甲子園大会6日目の1回戦最後の対戦。
震災の被災地・宮城県から出場した東北高校が、大垣日大と対戦し、7-0で敗退しました。
だけど、最初から最後まで精一杯の全力プレーで、勇気と感動をもらえました!
両チームとも最高のプレーを、どうもありがとう!


大垣日大(岐阜)は昨春のセンバツでベスト4の強豪校。
昨日の試合でも、先発全員安打で計17安打7得点と打線が爆発。
左腕エース葛西くんは10奪三振、4安打完封でした。
一方、東北のエース上村くんは、昨秋の明治神宮大会で最速136km/hでしたが、
この試合ではほとんどが120km/h台中盤。
東北打線も、5点を追う3回にあわやホームランの当たりがあったものの、
ツーベースヒットと訂正されて、結局「幻の2ラン」に……。
(この誤審がなければタイムリーヒットとなってランナーがホームに帰っていたと思うので、
ホントは7-1だったかもしれませんが…)
結局、東北高校は1点も取れず、完膚なきまでの完敗。
テレビ観戦しながら、東北高校を応援していたので、
試合終了時には、テレビの前で思わず涙してしまいました。

「被災地に元気を与えるために東北が勝ったほうがいい」「大垣日大、空気読め」
と思う人も、もしかしたらいるかもしれませんね……。

初戦の相手・大垣日大がエール「東北、頑張れ!」…さあ、センバツ開幕(スポーツ報知3月23日付)
>大垣日大関係者によると、同校には抽選会後、「負けろ」などといった中傷の電話などが相次いだ。
>一方の東北にもセンバツ出場を批判する声が届いている。


こういうことを、この日本の非常時に、わざわざ学校に電話して言う大人達って、
いったいどうしたいのでしょう……。どうなれば、満足なのでしょう?
大垣日大が手を抜いてわざと負ければ、被災者が励まされると?
東北高校が被災地の学校なのに出場するのは不謹慎で、出場辞退すれば被災者の気が休まると?
「お涙頂戴の筋書きがあるドラマ」ではないんです。現実なんです。
被災地が今直面している試練も。球児達が戦っている甲子園の試合も。
本気で一生懸命にプレーしている球児の姿こそが、
観ている人達に、困難を乗り越えようという勇気を与えるんじゃないかと思います。

私は、同情とか手加減とかせず、全力で戦った大垣日大に、心から拍手を贈りたいです!
そして大差をつけられても最後の最後まで全力プレーを貫いた東北に、ありがとうと言いたい。

畑が先頭打者弾!大垣日大「礼儀」全員の17安打(スポニチ3月29日付)
あきらめてたまるか!東北の気迫に日本中が拍手…センバツ第6日(スポーツ報知3月29日付)
こみ上げてきた「ありがとう」 大垣日大、本塁前交わす言葉(asahi.com3月29日付)

大垣日大の名将・阪口慶三監督は、22日開会式リハーサル後に東北の五十嵐監督と堅く握手し、
「こういう状況で何も言えないくらいつらいです。
こうなったら感動を呼ぶ最高のゲームをしましょう」と言ったそうです。
さらに、「ぜひこのボールを使って下さい」と、
新品の硬式球5ダースを「頑張れ東北」と書かれたのしがついた段ボール箱に入れてプレゼントし、
「頑張ろうね、頑張ろうね」と東北の選手達を温かく激励したそうです。

坂口監督は、試合前から
「全力で必死にプレーすることが東北高校に対する礼儀」と仰っていて、
大垣日大ナインもその言葉通り、全力でプレーをしていました。
先頭打者ホームランを打った畑くんも、
「やりづらさは全然なかった。(被災地にある)東北は大変だけど、
相手に応えるためにも精いっぱいのプレーをするのが礼儀だと思った」
とインタビューに答えていました。

試合後の整列では、挨拶をした後で両ナインが歩み寄り、握手をして言葉を交わしました。約2分間も。
東北ナインは「ありがとう」「決勝まで行けよ」と声をかけたそうです。

阪口監督は、東北高校に「魂と迫力を感じた。教えてもらったことを次に生かしたい」と敬意を示し、
試合後は五十嵐監督に「これをご縁に練習試合ができたら…。よろしくお願いします」と頭を下げたとか。

東北の主将でエースで4番の上村くんは
「大垣日大が全力で戦ってくれたことがうれしかった。
胸を張って帰りたい。一から練習してもう一度、夏に戻ってくる」と力強く前を向きました。
大垣日大主将の小財くんは「自分たちもあんな風になりたい」と言いました。

7点差をつけられても、最後の最後までベンチも大きな声を出し、
グラウンドでも常に全力疾走して、諦めずに戦い抜いた東北ナイン。
そして、気合いの入った速球をズバズバ投げ込んでいた葛西くんや、
甘い球を見逃さずにどんどん攻めて、本気で戦っていた大垣日大ナイン。
両チームの姿に、心が熱くなりました。どうもありがとうございます!


この試合の直後の第2試合は2回戦で、九州国際大付4-2日本文理でした。

九州国際大付「東北のために優勝したい」8強入り…センバツ第6日(スポーツ報知3月29日付)

東北高校をかつて指揮した九国大の若生監督は、
アップ中の室内練習場で、第1試合をテレビで見つめ、
「やっぱり気になるよ。東北の分まで(頑張ろう)という気持ちはあった」
さらに、三塁側ベンチで敗退した東北・五十嵐監督と我妻コーチから
「頑張ってください」と言葉をかけられ、
「自分たちが借りを返すつもりだった」と仰っていました。
九国大の球児達も、「親近感がある。東北のために優勝したい」「監督の故郷のために頑張りたい」
と試合後インタビューで答えていました。

「被災地を励ますために」と言って試合に臨んでもらえるのは、とてもありがたいです。
でも、被災地に関係のない学校の球児達も、
どうか自分のためにも、憧れの甲子園で、全力プレーをしてほしいです!
ただ一生懸命なその姿が、元気をなくした今の日本人を勇気づけてくれると思うので。
どの高校が優勝するのか楽しみです♪
関連記事

コメント

4/1に拍手からコメントを下さったH様

>また夏に両校とも戻ってきてほしいですね
そうですね!
敗者も、敗者の思いを受け継いだ勝者も、
それぞれ優勝を目指す強い思いがあって、その姿を見ていると、
どのチームにも勝ってほしい! と応援してしまいたくなるのが、
高校野球の悩みどころであり、醍醐味でもありますよね^^。

もちろん東北高校だけでなく、他の宮城県の高校も
夏の甲子園を目指しているでしょうし、
もしかしたら、授業や部活動が未だままならない高校も…(涙)

>みなが全力でプレーできる環境が整うことを祈ります
私もその想いに尽きます!
一日でも早く被災地に笑顔と日常が戻ることを心から祈っています!

いつも心温まるメッセージをどうもありがとうございますvv

2011/04/04 (Mon) 19:25 | 杏月 | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック