センバツ!
2011, 03. 23 (Wed) 23:59
第83回選抜高校野球大会!
大会日程や試合詳細などの情報収集には、下記の公式サイトが便利ですよ。
◆センバツ高校野球大会(毎日新聞)
◆NHKセンバツ2011(NHK)
◆春はセンバツから!(MBS)※ハイライト動画あり
まずは開会式で、創志学園(岡山)の1年生主将、野山慎介くんの選手宣誓!
◆センバツ開幕!選手宣誓「がんばろう!日本」(サンスポ3月23日付)
いま東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では全ての方々が一丸となり仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えられると信じております。
私たちにいまできること、それはこの大会を精一杯、元気を出して戦うことです。
“がんばろう!日本”。
生かされている命に感謝し、全身全霊、正々堂々とプレーすることを誓います!」
胸を激しく揺さぶられて、涙がこぼれました。
素晴らしい選手宣誓を、どうもありがとう!!
宣誓文はチームメートや監督と相談して作ったそうですよ。
被災した東北高校(宮城)の五十嵐監督は、
「ボクらの気持ちを代弁しているようでした」、
上村主将も「自分たちのことを考えてくれているな、と改めて感じました」と感謝。
もうこれから毎朝のニュースで、この選手宣誓の録画を流せばいいよ!!←
さて、大会初日。
私は第2試合と第3試合だけ、ところどころ見ることができました。
今大会は、先日の日記にも書いたとおり、
「ブラスバンドなどの鳴り物による応援はすべて禁止」となっています。
高校野球の風物詩、ブラスバンドの応援がない甲子園というのは、
なんとも淋しいものですね……。
「被災者や救援に携わる人々を応援する大会」という趣旨ならば、
ブラスバンドの応援は、けして不謹慎ではないと思うし、
むしろ明るく元気づけてくれるような気もするんだけどなぁ。
だけど、私は「鳴り物応援禁止」のKスタを本拠地とする楽天のファンですので、
トランペットなどの管楽器がない、太鼓と人の声と拍手だけの応援、
実はとても馴染みがあるし、結構好きなんですよねvv
(今大会は太鼓も禁止ですが)
鳴り物がない野球も、意外と良いものですよ♪
例えば、今日の試合を見ていても、いつもだったら聞こえてこない、
主審の「ボー!」「ットライ!」というコールも、
グラウンド内で声を掛け合う選手達の声も、コーチャーやベンチの声も、
ボールをグラブやミットでキャッチする捕球音も、はっきり聞こえました。
それがすごく新鮮だし、リアルな野球を近くで見ているような喜びもあります。
それと、アルプススタンドで応援する子達の「口ラッパ」ね^^。
一試合終わった後には声がガラガラに嗄れているんじゃないかと心配ですが、
素朴で一生懸命で微笑ましいなぁと私は感じました。
第2試合は、九州国際大学附属(福岡)vs前橋育英(群馬)。
九国大の若生監督は、東北高校の元監督で、ダルビッシュなどを指導した方です。
実家も仙台にあります。
◆教え子は津波に…九州国際大付 若生監督 悲しみ胸にしまい初戦勝利(スポニチ3月23日付)
長打力を存分に発揮して、HR4本を含む7得点で九国大が勝利。
1イニング3本のソロホームランはセンバツ新記録です。
初出場の前橋育英は、「群馬のおかわり君」こと牛崎洸太くんが3打数無安打1四球と、
豪快なヒットは見られませんでした……残念。
ま、私は「レフト田島くん」と言われる度にときめいてましたけどね^^。
そして第3試合は、私が今大会で一番楽しみにしていた
”リアル西浦”こと創志学園が登場!
史上最速(創部1年目)で甲子園出場を果たした、1年生だけのチームです。
WEB記事を手当たり次第に調べまくって、創志学園についてまとめた過去日記をご参照くださいvv
→「リアル西浦」(2010年11月4日の日記)
センバツ出場決定後のWEB記事もいくつか貼っておきます。
◆全員1年生!創志学園 創部1年目で最速甲子園だ(スポニチ1月29日付)
◆センバツ出場の岡山勢 第1部 創志 成長物語 1・2・3・4・5(山陽新聞2月2~6日付)
◆舞い込んだ未来:センバツ初出場物語/2 短期間での飛躍(毎日新聞3月5日付)
◆創部10ヶ月、全員1年生の創志学園野球部がセンバツ出場を果たしたマジック(週プレNEWS2月10日付)
センバツ出場が決まっても、野球部の設備で増強されたのは、ダンベル器具10万円のみ。
ブラバン要員もやっと10名集まった。だそうで^^。
今大会は、幸か不幸か鳴り物応援自粛なので、ブラバンなしでも大丈夫ですね。
創志学園では練習の終わりに必ず行っている儀式があるそうですよ。
>バックネット前に横一列に並び、主将の野山慎介に続いて全員でこう叫ぶ。
>「わたしたちは、絶対に、勝つ!」
おお~! いいよいいよー!
甲子園で全員1年生のチームが初の1勝! 是非その勇姿を見た~い!
……だがしかーし。
1-2で北海(北海道)に初戦敗退してしまいました……。
うわぁぁ~ん。゚(゚´Д`゚)゜。
もう甲子園を去っていくなんて、とっても残念!!
しかも、1回裏に北海の攻撃で1点入った&
創志学園が投手交代して二死満塁のピンチを逃げきったシーン、
7回表に創志学園が1点返して同点に追いついたシーン、
9回裏の創志学園最後の攻撃、といった
この試合で最も盛り上がったであろうシーンが、速報ニュースで悉く見られませんでしたorz
残念だけどやむを得ない……orz
だけど、1点を争う締まったいい試合でしたよ~!
創部111年目で甲子園は春夏合わせて46度目vs創部1年目、という対照的な歴史ですが、
北海も創志学園も、守備が堅くて、しのいで逃げ切るチーム。
そして、どちらの投手も1年生(あと1週間で新2年生)ながら、
気持ちの入ったいい球を投げてたなぁ~。
特に、1回2死満塁でリリーフ登板した創志学園の山本くんは、
「ピンチでも”俺の出番”という顔をしていた。強気のいいピッチャー」
と解説者も絶賛してましたね。
両チームとも守備も基本に忠実で、ハラハラするような凡エラーもなくて、
ほんとうにナイスゲームでした!
ピンチで創志学園ベンチから伝令が出て、内野陣がマウンドに集まった時も、
みんなリラックスした生き生きとした笑顔で、
甲子園を伸び伸びと楽しんでる! というのが伝わってきて嬉しかったvv
◆野山主将「あっという間に終わった」(スポニチ3月23日付)
夏の甲子園にまた彼らが帰ってきてくれるといいなぁ!
さらに成長して、さらに強くなった姿、そして念願の1勝を見たいものですvv
ああ、センバツが始まってくれて、私も少しずつ元気が戻ってきました!
全力プレーで生き生きと甲子園を駆ける高校野球が見られて、ホントに嬉しいです!
- 関連記事