スーパームーン

3月20日は「スーパームーン(supermoon)」だったそうです。

スーパームーンとは、月が地球に最接近することで、
今回は1992年以来、19年ぶりの最短距離の約35万6577km。
(なので特に今回はエキストラ・スーパームーンなんて呼ばれたりも)
月と地球が最も遠い距離にある時と比べると、約14%も大きく、30%も明るく見えたとか。
NASA「3月19日のスーパームーンは14%大きく30%明るく見える」(ロケットニュース24 3月17日付)
(※最接近するのはアメリカでは19日、日本では20日午前04:09頃だったそうです)

そ、そうだったのか!
全然知らなかったorz 見たかったなぁ~。
夜空の月を見上げている精神的余裕がなかったよ……。


ところで、世界のアマチュア科学者たちの間では、
「スーパームーンが地震や火山活動を引き起こす恐れあり」なんて噂されていたそうで。
その論拠として言われているのは、
一般的なスーパームーン現象は1955年、1974年、1992年、2005年に起きており、
・2004年12月のスマトラ島沖地震(M9.3)←2005年1月のスーパームーンの2週間前に発生
・1974年12月の「トレーシー台風」(オーストラリア)←スーパームーンの時期に発生

しかし、専門家は「スーパームーンが自然災害と関係している証拠は何もない」と言っています。
>NASAの天文学者デイブ・ウィリアムズ氏は、
>「大地震が起こったとき、実際の月の位置は、地球に近いどころか、
>むしろかなり離れた軌道上にあった」とABCニュースに語った。

NASA「日本の大地震は3月19日に起こる月の接近とは関係ない」(ロケットニュース24 3月15日付)

ただ、普通よりも大きな満潮・干潮を観測するらしいです。
そういえば、ここ数日のニュースで何度も
「大潮が重なるので、津波のあった地域は水位に注意を」と言っていたのは、
このスーパームーンのことを指していたんですね。

こちらの記事には、世界各地で撮影された神秘的なスーパームーンが載っていますよ。
世界中で観測された「スーパームーン」、満月が18年間で一番地球に近づいた日の美麗な写真いろいろ(GIGAZINE3月20日付)


地球上でどんなことが起こっていようと、
遥か遠く離れた頭上の天体は、今も数百年前も数千年前も数万年前も、
変わらず同じように光を反射している。
そう思うと、壮大な自然を前にした人間の無力さを感じると同時に、
目の前の事象に囚われず、長いスパンで物事を見る視座を与えられる気がします。
なので私は悩んだ時、落ち込んだ時に夜空を見上げるのが好きです。

遠い昔から人間は様々な困難を乗り越えて生きてきたし、
過去百年間という近い来し方を振り返ってみても、
私達の祖先は、大震災や大津波や敗戦という逆境を乗り越えて、
立派に復興して、今の社会を築き上げてきたんですよね。
そのDNAを受け継いだ私達にだってできるはず。
なせばなる。
関連記事

1 comments

非公開コメント

0 trackbacks

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)