アフタヌーン11年2月号 おお振り感想(1)

月刊アフタヌーン2011年2月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想です。
今回は、第84回「合同練習・6」。

ちなみに前回の感想はこちら→アフタヌーン11年1月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」

今月号の感想を最後に、しばらくアフタ感想もお休みですね……。
セリフなど一部わざと省略しているところもあります。ご了承を。

※野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがありますので、ご覧にならないほうがよろしいです。
野球に関する知識に間違いがありましたら、ご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!








「関西遠征編、佳境!!」てなわけで、
西浦ナインは兵庫県で桃李高校Bチームと練習試合の真っ最中です。
現在、スコアは西浦6-3桃李。

さあ、先月号のラストで、
「田島くんじゃ、ダメだ。阿部君に投げなきゃ…!」
湧き上がる恋心を自覚し、衝き動かされるままに、風を切ってグラウンドへと疾走した三橋くん!
彼はついに愛する人の胸に飛び込んだのかしら!?

……と思いきや、フツーに試合やってます^^;。
しかも、6回表、田島くんから始まる西浦の攻撃は省略。いきなり6回裏。
1コマ目。6回から、6番ピッチャー沖、9番ファースト三橋。
2コマ目。8回から、4番ピッチャー花井、6番レフト沖。
3コマ目。9回まで終わったスコアボード。
2ページ目。合同練習第一試合。西浦対桃李、8-8 引き分け。

2ページで、試 合 終 了~。

先月号の感想で、
>6回から沖くん登板ならば、さすがに4イニングを投げるのは大変だから、
>8~9回はいよいよ念願の花井投手が登板か……!?
>……タジミハバッテリーの成長を描くのが目的だったとしたら、
ひょっとしたら来月号で6回以降1コマで終わりの可能性もあるけれど^^;。

と書いたら、リリーフのイニングも、省略→終了も、予想当たっちゃいました。
でも当たってもあんま嬉しくないorz
>いや、でも水谷の成長(あるいは…。)と花井の活躍と田島の欲求不満を描くのがまだ残っているから、
>6回以降もちゃんと詳しく描写されるかな?

さらには、
>さあ、来月号は阿部くんと三橋くんの間でなにか会話があるのか!?
>沖くんの投球は? 田島くんのリードは? 花井は? 水谷は!?←

とワクワクしていたので、試合後半を詳しく見たかったなぁ~orz
(もうこれ以上、練習試合をクドクドやらなくていい、という方も多いでしょうけれど・汗)

どちらかというと気弱な沖くんが、どんなマウンド捌きを見せてくれるのか?
ピンチや失点した時には、どんな心境でどう行動するのか?
試合前半の三橋くんのリードで不安点を露呈した田島捕手は、リリーフの沖と花井をどうリードするのか?
特に、3回表の攻撃中に、4番の花井をジトーンと不機嫌丸出しで睨んでた田島くんは、
6回以降にストレス解消できるような活躍ができたのか?
それともやっぱり花井にイライラしていたのか?
その二人がバッテリーを組んだ8~9回は、マウンド上でどんなやりとりがあったのか?
もし花井くんが「オレ、リードしづらくてゴメンな」とか三橋くんみたいなこと言ったら、
田島様は三橋くんだと「きゅいんんんん……」とするくせに、
花井くんだと超目ェ据わらせて無言で「ジトーン」と睨みつけそうwww
今日の試合、全然いいところなしの水谷くんは、監督の心証を良くするような仕事ができたのか?
そして何より、ベンチに戻ってから三橋くんと阿部くんとでなんか会話しなかったの、ねぇ!?
……と、この試合の後半、見たいものがたくさんあったんだけどなぁあ~ガッカリorz
いろいろ張り巡らした伏線を回収せずにさくっと終わった感じですね。
それともこの伏線は(いつの日か描かれるであろう)新人戦とかに生きてくるのかな?

●とりあえず、1ページ目にある3コマから読み取れることを列挙。
・ファーストミットを嵌めて立ってる三橋くん、新鮮~vvv なんかカワエエvv
・そのファースト三橋に向かって、人差し指を上げワンナウトーのポーズしている沖くん、
なんか堂々としててイイヨイイヨ~♪
・「4番ピッチャー花井」ってヒーローっぽいじゃん! 投げてる姿もカッチョイーvv
チームで一番野球うまそーww(実際は違うけど^^)←
・レフトが沖くん、ということは、8回から西広くんがライトに入ったんでしょうね。
・スコアを見てなんとなく試合の流れを妄想すると、6回裏に2失点、8回裏に3失点。
両リリーフとも、立ち上がりの不安定なところを狙われ、打ち込まれたみたいですね。
6回裏の桃李は4番からの攻撃だったしなぁ。
シングルヒットの集中打を浴びたのか、四球で自滅したのか、長打で一挙に点を取られたのか、
どんな攻められ方をしたのかは、ヒット数もエラー数も書かれていないので、判断できませんが。
・西浦側は8回表に2得点。6回表、田島くんからの攻撃はやはり得点に結びつかなかったか……。
7回表が下位打線(水谷・西広・三橋)で終わって、
8回表からの上位打線で上手くチャンスが繋がったのかな?

余談ながら、左利きの沖くんはこれまでファーストかライト(一塁線側)を守っていましたが、
今日の試合で初めてレフトに入るのを見ましたね。
左投げでレフトをすると、ライン際やファールゾーンのボールの正面に早く入れる
(右投げだと左投げより回り込まなければならない)というメリットがあるそうで。
一方、左投げのライトは、捕った打球を体重移動で振り向きざまに返球しやすい、
走者を刺すために三塁へ送球する際、対角線なので投げやすいというメリットがある
……んでいいんですよね? 教えて、野球経験者の方!(笑)
ライトとレフトは、送球や飛んでくる打球の切れる方向が逆になるので、
経験者の目からすればかなり違うんだそうですね。

●3ページ目からは第二試合。
花井キャプテンが、ベンチ前でスタメンシフトを発表します!
1番センター 田島
2番ショート 栄口
3番レフト 沖
4番ライト 巣山
5番サード 泉
6番キャッチャー 花井
7番セカンド 水谷
8番ファースト 西広
9番ピッチャー 三橋
11時15分開始なので、それまで各自水分とって休憩。

あ、あれ^^;? 朝一のミーティングで桃李の監督さんが、
第一試合 西浦vs桃李
第二試合 桃李vs波里
第三試合 波里vs西浦
って言ってなかったけ??
ま、いーけどw

それにしても、ツッコミどころ満載な、チャレンジングなポジションと打順ですねぇ~!
波里戦では、花井捕手に1試合通して経験させるのかぁ。
てゆーか、キャッチャーやんないなら、田島くんが4番打った方がよくね^^;?
(新人戦を想定して1番固定なのかな?)
沖-巣山-泉のクリーンナップかぁ……得点力はどーなのかしらん?
そして、水谷-栄口の二遊間!!
ミズサカ的には萌えるけど……なんとなくファイヤー(炎上)フォーメーションwww
水谷くんは、中学時代にセカンド守ってたかもしれないけど、ココが一番心配(苦笑)。
栄口くんはセカンド→ショートで、同じ内野ではあるけれど、結構動きとか視界とか勝手が違いますよね?
ファーストも意外と重要よねぇ……三橋くんや西広くんが控えポジでやっているけれど、
ファーストが下手だと、内野陣の魔送球(外れた球)を捕れなくて、ランナー進塁しまくりなんだよなぁ。
普段は内野陣の沖-田島-巣山による外野陣ってのもスゲー興味津々! 見てみたい(笑)。

●花井くんは、モモカンから「全球種試せ」と田島くんと同じ指示を与えられたようで。
阿部さんの背後霊ガン見……もとい、全配球の記録も第一試合と同様に行うようです。
花井くんが「三橋、ブルペン行くか?」と誘うと、阿部さんも後ろから「オレも行こ」
まさに片時も離れぬ 背 後 霊 ですか^^;?
三橋に忘れられないように、女房役としての地位確保に必死?(笑)

ブルペンに行くと、波里の悠吾くんが投げていました。
三橋「ユ・ユ・ユ・ユーゴ クン、も、次、投げるの?」ラッパーかwwwww
悠吾「”クン”いらんぞ」
波里は、1試合目の間、筋トレをおそわっていたそうで「けっこうヘトヘトじゃ」
でも2試合目の西浦とは「ええ勝負じゃの!」とニッとイイ笑顔vv
三橋くんも(…ええ勝負!)と、ペカーッと顔を上気させ喜んでます♪

●し か し――…
試合が始まってみれば、キンカン打たれまくって3回で7H(ヒット)4失点……。
ちなみに、第一試合の田島捕手は、3回で2ヒット2失点。
同じ投手(三橋)でも、捕手の差ってものを、阿部→田島→花井とまざまざと見せつけられている気が^^;。
でも、ホームでのクロスプレーはセーフにされたけど、すぐさま三塁を刺してアウトにした花井くん、
機敏な動きと、(おし!)の小さなガッツポーズが素敵vv
さらに、波里ベンチの「オッケーオッケー!!」の大声に押され仰け反る可愛らしさと言ったら……!!
なにこのデカイくせにカワイイ生き物!! 過呼吸になりましたわ! ハァハァ=3
だいたい、梓のつるんとした坊主頭につるんとした丸いメットは、
聖職者萌えに通ずる背徳なえろえろしさがあると何度言えば(ダマレ)

●ベンチに戻って、モモカンが「阿部君、ここまでの配球をどう思う?」と問うと、
阿部「花井、自分の組み立て、覚えてっか?」
花井「え、覚えてると思うけど」
阿部「じゃあさ、6番が1回に内引っぱってんのに、なんでまた内で勝負してんの」
花井「あーこれは勝負したんじゃなくて、カウント的に入れざるを得なくなっちゃったんだよ」←ありがちw
阿部「組み立てに幅がねーなァ」←ズwバwッとw直球www
花井「おお」
阿部「同じとこ2球続けたっていんだぜ」
花井「そーなー」
阿部さんに言いたい放題貶されてますよww
田島捕手が阿部くんから配球にクレームつけられた時は、
「今はオレがキャッチャーなのに。なぁ!?」と不満タラタラだったのに、
花井捕手は「そーなー」って素直に受け止めすぎwww 性格の違いがよく出てる(笑)。
モモカン(キャッチャーの話だけじゃなくて、花井君はもうちょっとズルさが欲しいなァ)←www
ああああ、実直すぎてぜんっぜん捕手向きじゃない梓萌え~vvvv
”今このコースにこの球種要求したから、続くとマズイかな?”とか馬鹿正直に悩んでんだろ!?
あーもーかわえすぐるwwww
実直すぎていろんな意味で貧乏クジ引きまくってるし、野球する上ではもっとズルいほうがいいけど、
梓にはそのピュアピュアを失わずに大人になってほしーわああvvv(笑)

3人の打ち合わせを後ろで聞いていた三橋くんは、顔を真っ赤にして、
「じゃ、あ、あの、オレも、オレも、オレも、協力、協力」←やっぱラッパーww
田島捕手の時と同様、配球組み立てをバッテリーで協力しようと……!
おおお~! み、三橋くん……成長したねぇえvv(ほろり)
でも、花井くんはまだ全球種を試せていない、ということで、
花井「わりー三橋、ここはオレ主導でやらしてくれ」←あらん、なんかハナミハww
そこでふと阿部くんは「三橋、お前だったら6番はどー攻めた」と質問。
阿部くんの顔をチラと伺い、相槌打たれて目を輝かせたりしつつ、三橋くんは考えを訥々と語ります。
1球目の低目シュートに反応しなかったから、高目、大きいの(長打)狙ってると思って、
1つカーブ入れて、これで球種はあと”まっすぐ”だけになる。
その後は、高目に”まっすぐ”の速いボール球で、空振りかフライを打たす。
もし見逃されたら、今度はストライク高目の外にスライダー。
熱心に聞いていた阿部くん、「おっ前、考えるよーになったな!」
おお~! 配球に厳しい頭脳派捕手の阿部さんから、素直なお褒めの言葉をもらいましたよ!
三橋くんも、隣にいた花井くんもちょっとビックリ顔。
コーチャーに呼ばれて去っていく阿部くんの背後で、
花井「……そら考えてるよなァ」
三橋「……今まで、考えてなかった、よ」
花井「そなの?」 ←このハナミハツーショットの身長差に萌えvv

●その後も三橋くんは打たれ続け、6回から守備交代。
3番ピッチャー沖、9番レフト三橋。
み、三橋くんが外野に立ってる~! 新鮮~vv カワエエ~vv(またかw)
西浦5-13波里 という大差で試合終了。
8回裏には5点も大量失点してるよ~^^;。
結局、波里戦は9ページで終了。ほとんど描かれず、か……orz

●1時30分~ 各班ごとに昼食。
すごい勢いでガツガツ食べる三橋くんと祥真くんを前に、
悠吾(2人とも細いのによく食うんじゃなー)とタジタジww
結局、祥真くんは病院に行かなかったのかな?

2時15分~ 第3試合 桃李対波里。(試合結果は波里が勝った模様)
その間、西浦は筋トレ講習会を(竹刀を持った桃李コーチから)受けました。

全体でみっちりとダウンを行い、
片付け作業に入った午後5時頃、
泰然高校から、桃李と波里のAチームの先輩達が帰ってきました。
お待ちかね、あの注目の岩(ガン)先輩も登場ですよ♪


この後、報われない捕手2人のせつないボヤキ合いとか面白かったんですが、
感想の続きは明日の日記で!
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