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※野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
いつにも増して腐女子フィルターのかかった、キモくてウザくてイタイ感想文です。
腐妄想のお嫌いな方は逃げて超逃げて―――――-!!
原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがありますので、ご覧にならないほうが賢明です。
「投手としてじゃなくても、オレはお前がスキだよ!」
と手を握ってくれた阿部くんを思い出して、
ビカッと愛の雷に打たれる三橋くんに萌え!!
オレ、阿部君に、あと2年(しか投げられない)。
その先は、大学? 一緒のとこ行けない……
とセンチメンタル物思いに耽る三橋くんに萌え!!
ラストのコマで、
田島くんじゃ、ダメだ。阿部君に投げなきゃ…!
と映画「卒業」の花嫁逃走シーンのように、愛する人のもとへ(←※この1行虚偽記述)
駆け出す三橋くんに萌え~!!!
アベミハ好きにとっては、最大級の萌えでしたッ!!
ひぐち先生、アザ――――ッス!!!!(最敬礼)
今月号の感想は、以上ッ!!
ふぅ~……。(笑顔で額の汗を拭いつつ)
今月号の後半は萌えすぎて、
萌えを抜きにしてもイロイロと込み上げてくる思いがありすぎて、
ちょっと涙目で読みました。
ええ、キモオタです。
どっこい生きてる萌えの中。
●上記のうわ言だけで感想終了~。と言ったら石つぶてが飛んでくるかもしれませんので、
今月号後半部分の簡単なあらすじを。
三橋がアイシングしようとプレハブ部室に行ってみると、ちょうど祥馬が出てくるところ。
祥馬が三橋のために製氷皿から氷を出そうとした時、左肩にピリッと痛みが。
祥馬は、ヒジにちょっと痛みがあったけれどよくなっていた、
でも肩が……と三橋に打ち明け、激しく落ち込む。
「投げられんかったら、なんの役にも立たん」と呟くのを聞いて、
三橋は(オレ、投げられなかったら、みんな、オレと)
と西浦ナイン8名の顔を思い出して不安に駆られる。
その刹那、「投手としてじゃなくても、オレはお前がスキだよ!」
と言った阿部の顔を思い出し、ビカッと感電!(笑)
「な、おる、よ! 治せば投げられるよ!」と力強く祥馬を励ます。
だが浮かない顔の祥馬。
「元の捕手とはよ組みたいか?」と問われて、しばし考え「……うん」と頷く三橋。
祥馬も組みたい先輩がいて、やっと公式戦で組めると思ったのに、これじゃ組めない。
「あと1年しかないのに」
その言葉を、三橋は己の立場に置き換えて噛みしめる。
(オレ、阿部君に、あと2年。その先は、大学? 一緒のとこ行けない……。…2年……)
そこに、波里の悠吾(投手班リーダーw)がやってくる。
祥馬の怪我を心配し、波里コーチが病院まで車を出す、と伝えるが、遠慮する祥馬。
さらに、悠吾はグラ整が今終わった、と三橋に告げる。
三橋はグラウンドに走って戻りながら、
「田島くんじゃ、ダメだ。阿部君に投げなきゃ…!」と思う。
以上が、今月号後半のあらすじです。
●「投手としてじゃなくても、オレはお前がスキだよ!」
三橋くんがこの阿部くんの言葉を鮮明に思い出して、雷に打たれたように痺れた姿に、
胸が熱くなり、涙目になりました。
もちろん、アベミハ萌えもありますが、それ以上に、
この一言が三橋くんの精神的な拠り所、自己価値評価の基盤になっているんだなぁと。
以前、このブログに書いた三橋くんの心理考察を思い出し、感慨深く思いました。
中学時代のトラウマが原因で、異常なまでに自信喪失、自己卑下していた三橋くん。
西浦に入って、野球部の仲間として受け入れられて、
桐青戦の後、西浦ナインの反省会メモで「こんなに嬉しいのが、ふつうなのか……」と、
「マウンド降りても居るトコある」(by栄口くん)と、思えるようになりました。
そして、美丞戦を経た今では、すっかり頼もしいエースらしさも見せるように。
しかし、美丞戦の後も2度ほど、自信を失くしそうになった時がありました。
1度目は、武蔵野第一の準決勝を観戦に行く前夜。
2度目が、今回です。
1度目は、アフタヌーン2009年5月号、夏合宿2日目の夜。
武蔵野第一の試合スコアを見た阿部くんが不機嫌になって、
榛名は今も変わっていない、と言うのは、
西浦に来たことを後悔したくないから。なぜなら、
「オレが、ダメだから…」と愕然とする三橋くん。
でもその直後に、「ナイピッチ!」と喜ぶ西浦ナイン8名(阿部以外)を思い出して、
「オレ、は、ダメじゃ、ないっ」と強く思うことができました。
西浦のみんながナイピッチ=いい投手と認めてくれているから、
オレはダメじゃない、と自信をもつことができた。
でも、2度目の今回は?
「投げられなかったら、なんの役にも立たない」と嘆く祥馬くんに自分を重ねて、
今の自分は「いい投手」として認められ、みんなの役に立っているからこそ、
西浦の仲間として受け入れられている(集団に帰属できている)。
逆にいえば、投げられなくなったら自分は価値のない、居場所のない人間になる……?
と己の存在意義に不安を感じたのかもしれません。
なにしろ、中学時代は「マウンド譲ったら、自分が居なくなっちゃう」(by栄口)という思考回路だったから。
そして今なお、三橋くんにとっては「投げる」ことが自分ができる唯一無二のことだから。
でもその直後に思い出したのは、今度は阿部くんの言葉。
「投手としてじゃなくてもオレはお前がスキだよ!」
勝てるピッチャーだからとか、役に立つピッチャーだからとか、
利害関係や損得や、その他もろもろを全て抜きにして、「投手としてじゃなくても」、
ただ三橋廉という人間そのものを好きだ、と無条件で肯定してくれた言葉。
すごいと思いませんか? たった一人でも、そう言ってくれる人がいるって。
原作9巻の栄口くん(の想像w でも恐らく事実)によれば、
三橋くんは、中学時代に徹底的に無視されていました。
そこに居ないかのように振るまわれ、透明人間のように扱われて。
現実社会でもイジメは昔から解決の難しい社会問題となっていますが、
暴力によるイジメはもちろんツライけれど、
多感な十代の子にとって「徹底的に無視」=存在を完全否定されて、仲間に属せない状況は、
ほんとうに精神的に耐えがたい、地獄のような苦痛ですよ。
そんな経験をした三橋くんにとって、阿部くんに「投手としてじゃなくても好きだ」と全肯定してもらえたのは、
まさに天変地異のような、ビカッと雷に打たれるほどの(笑)衝撃的な喜びだったことでしょう。
そんなふうに三橋くんの気持ちになって今月号や、原作1巻のこのシーンを読み直すと、
三橋くんに感情移入し過ぎて、ついつい涙目になってしまうんです。(←キモオタ)
ひぐち先生、うまいなぁ~!
わざわざ「投手としてじゃなくても」と言わせたのは、ここに繋ぐためだったのかな?
さすがは心理学を専攻してらしただけあるなぁ、とつくづく尊敬しました。
ま、全部あたしの妄想だけど!(栄口くんの口調で・笑)
●というわけで、自己肯定の基盤を得た三橋くんは、
力強く祥馬くんを励ますほどに成長しました。
ううう、あんなに泣いてばかりだった子が……おかーさんは嬉しいよ……(ほろり)。
●そんでもって、元の捕手(阿部くん)と早く組みたいか? と訊かれて、
「……うん」と素直に答えちゃう正直な三橋くんに萌え~vvv
あんなに息の合った仲良しバッテリーでも、やっぱり阿部くんのがいいのか! そうか、うんうん(萌)。
●さらに、阿部君と組めるのは、あと2年しかない。
その先の大学は、一緒のとこ行けない……(たぶん学力的な理由でw)と、
片想い乙女のように未来予想図まで考えちゃう三橋くんに萌え萌え~vvv
ホントにね……高校時代って長いようであっけないよね。せつない……。
でも三橋くん! 西浦受験の時みたいに、今から死ぬほど頑張って勉強すれば……
……やっぱ無理かな^^;。理系だし。
いやまだ諦めるな! 野球で活躍して大学スカウトの目に留まれば、推薦入学だってありうるぞ!
●そしてラストの問題発言ですよ……!
前述のとおり、「投手じゃなくても好きだ」と自分を認めてくれた阿部くんは、
三橋くんにとって、特別な存在なんですねぇ。
あと2年。たったの約700日間……。残された時間は、実は驚くほど短い。
何かに追い立てられるような、居ても立ってもいられない焦燥感が湧いてきたんでしょうね。
ああ、タジミハバッテリーも可愛くて好きなんだけれど、
アベミハスキーのサガとして、私はこのセリフに激しく萌えてしまいました……ゴメンナサイ。
阿部さん、よかったねぇえええ!!
キミの「三橋に尽くす」という思い、三橋くんにちゃんと通じてたよ! 一方通行じゃないんだよ!
話しかけても異様にキョドられたり、会話が通じなかったり、現実的にありえないことを心配されたり、「キャッチャー辞める?」と言葉の暴力受けたり、田島と仲良しっぷり見せつけられたり、
キモベのテーマソングを切々と歌ったり(嘘w)と、
イライラの募るこの4ヶ月間だったけれど。
ラストのコマ、風を切って疾走しているあの勢いだと、三橋くんはベンチに戻るなり、
「阿部、君、新人戦、出てくれ! オレ、阿部君に、投げ、たいっ!」
とか、おねだりしちゃいそうだw(ねーよ・笑)
三橋に面と向かってそんなん言われたら、
「監督! オレ新人戦出ます!! 出れます!!」とか喚いて、
たとえ半月板粉砕骨折しようとも、左膝にセーフティカップをグルグル巻きにして試合に強行出場する、
常軌を逸して浮わつきまくった阿部さんの姿が見られるかも!? ワクワクw
(↑あんたホントに阿部くんファンなの?^^;)
●それ以外に萌えたところw
・三橋くん回想の西浦ナイン8名の顔が、あまりに凛々しく可愛くって過呼吸になりますたvv
・祥馬くんのノースリーブのアンダーシャツ姿が、えっろーいww
体が細すぎるよ~!
左肩が「ピリッ」とした時の顔なんて、もし私が成津くんだったら押し倒s(強制終了)
あとやっぱりマウンドを降りると、気弱そうな下がり眉の内気な子に戻ってて、
別人28号かっ! とツッコミ(笑)。 ギャップに萌え~w
・先月号までは、機関車トー○ス似のガン先輩よりも、
世話女房のイケメン成津くんに少しは振り向いてあげたら~?vv と思っていたけれど、
今月号で切々とガン先輩への想いを語る祥馬くんの姿を見ると、切なくなるなぁ。
ガン先輩とは夏大で組んでたのかと思いきや、3年生がいたから、まだ公式戦では組んだことないんですね。
ということは、祥馬くんはブルペンなどでいつもガン先輩に捕ってもらっていて、
その時に相性の良さとか、ガン先輩の包容力とか感じて憧れたのかな?
・悠吾くんの世話焼きっぷりに萌えvvv
おまいは波里の花井梓かっ! とツッコミ(笑)。
大好きだわ~vv こーゆー苦労性タイプww
・そして最後のページの見開き左ページ、コミックス15巻広告で、
めっちゃ人相悪い顔で「うっぜえな、あいつ……」とこっちを睨んでいる呂佳さんに萌え~vv
こっち見んなwwww ←
ああ、やっぱり呂佳さん好きだなぁ。「野球が、好きだった。」ってアオリがいいですな。
さあ、来月号は阿部くんと三橋くんの間でなにか会話があるのか!?
沖くんの投球は? 田島くんのリードは? 花井は? 水谷は!?←
いろいろ楽しみ過ぎて待ちきれない。早く12月末になってほしいなぁ♪
私も三橋くんの後について駆け出したい気持ちです!(←ストーカー)
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