=「減損現実(Diminished Reality)」技術が、
ドイツの大学の研究チームによって開発されたそうですよ。
◆「無かったことにする」技術の使いみち(IRC InfoComニューズレター11月4日付)
リアルで笑い男ktkr!?
![]() | 攻殻機動隊 S.A.C. 笑い男 ステッカー (2008/09/03) コスパ 商品詳細を見る |
笑い男とは、「攻殻機動隊S.A.C.」の重要キャラクターで、超特A級のハッカーです。
朝の天気予報を中継するテレビカメラ前に突如現れ、
某会社社長に銃を突きつけて脅すシーンが、顔を曝したまま生中継で全国に放送。
ところが、誰もその犯人の顔を覚えていない。
あらゆるネットワーク(現場にいた全ての人々や警察官の電脳、AI付きロボットカメラ、逃走経路にあった監視カメラなど)に記録された自分の顔映像を、
リアルタイムと、過去にも遡って、上記のマークに上書きして全て消してしまった、
という恐るべきハッキングスキルの持ち主。
そんな夢のような技術を、冒頭の「減損現実」はリアルタイムで実現しているんだそうです。
「画像の中から人の顔を認識して笑い男のロゴでハックしてしまう」というお遊びツールは、
実はリアルにも前からあります。
デジカメなどに搭載されているような顔認識プログラムを利用すると作れるらしいです。
◆笑い男ジェネレーター
言葉では解りづらいと思いますので、具体例を示しますと、
例えば、6月にご紹介した、おお振り西浦ナインの中の人10名が表紙を飾ったこちらの雑誌。
![]() | VOiCE Newtype (ボイスニュータイプ) 2010年 07月号 [雑誌] (2010/06/09) 不明 商品詳細を見る |
これを、上記の「笑い男ジェネレーター」を使って「目を盗む」と……
こうなります^^。

ちょwwwwwwww
なんで保村さん(巣山の中の人)だけ顔認識されていないの^^;?
その代わりに木村さん(西広の中の人)の右手が、顔として認識されてるしw
冒頭でご紹介した「減損現実」の技術は、このように写真ではなく、
映像をリアルタイムで認識して上書きしているので、
すごい技術だ!! というわけですね。
つい2ヶ月前にも、「攻殻世界はすぐそこまで来ている?」と題して
「人間がコンピュータウイルスに感染」とか「電脳化」や「光学迷彩」についてご紹介しましたが、
様々な技術が、攻殻で描かれた世界に追いつきつつあるなぁ~。感無量。
この笑い男ロゴをデザインしたイギリス人のデザイナーさんに関する記事もあったので、
自分のために貼っておきます♪
◆人気アニメのロゴデザインの秘密も(はてなブックマーク週間ランキング2010年10月23~29日)
◆Terratag インタビュー(UKAdapta.com)
◆神山健治監督(@kixyuubann)に聞いた、攻殻機動隊の笑い男ができるまで。そして、ポールさん(Paul Nicholson)と再会するまで。(Togetter10月26日付)
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