2010_11
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(Mon)23:21

おお振りアニメ監督インタビュー

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アニメ「おおきく振りかぶって」の水島努監督が、
おお振りアニメ2期について語っているインタビューがありましたよ。

日本人は「敗北」に感動する 高校野球アニメ「おお振り」の意図【前編】(ACCII.jp2010年11月13日付)
※後日追記:後編もアップされていました。
日本人は「敗北」に感動する 高校野球アニメ「おお振り」の意図 【後編】(ACCII.jp2010年11月20日付)



このインタビューについての私感を、携帯から長々と打ち込んだんですが、
……保存する前に全部消えちゃ…った……orz
明日以降、気力を溜めてからもう一度書きます(涙)。

※後日追記:
以下、上記インタビューを読んだ私なりの感想。


下記の水島監督の言葉に、共感を覚えました。
・高校野球で3年間負けたことのない「無敗の思い出」なんて有り得ない。
だから、視聴者が一番共有できるのは、負けのシーン=痛みの感情だと思う。
・「願えば叶う」というのは現実では無責任なフレーズ。
努力もしないでただ願っていたって叶わない。
もちろん、願うことはすごく大事。そこから、「叶うためにじゃあ何をするか」。
願いのために、悔しさを噛みしめて「次」を目指し立ち上がって頑張っていくのが大事。
・憧れているからこそ、思い入れたっぷりに描きすぎてはいけない。
熱い気持ちをそのまま乗せて、すごく盛り上げてやろうとすると失敗する。
本当にすごいと「伝わるようにするには、どう伝えればいいのか」は、冷静になって組み立てていくしかない。

これまで、月刊アフタヌーン本誌や各種アニメ誌で
おお振りアニメ2期について水島監督のインタビューを度々目にしてきましたが、
おもに以下のように仰っていることが多かったように思います。
・スピード野球を目指したい。高校野球のテンポで、臨場感のある野球を描きたい。
・呂佳と西広に力を入れて描きたい。生々しくて感情移入しやすい。人間味がある。
・効果音(ブラバン)やBGM、カメラワーク(画面のアングル)、細かなリアリティに拘っている。

これらを振り返ってみると、水島監督は最初から最後まで考えがブレずに、
おお振りを制作していたんですねぇ。
水島監督はもともと音楽方面からアニメ制作のお仕事に入った方なので、
おお振りも「音」が魅力的なのはもちろんですが、
特に「カメラワーク」が独特で秀逸な監督さんだなぁ、と私は感じました。
走っている選手の目線で一塁を駆け抜けるシーンとか、
キャッチャーマスクの中から見ているシーンとか、
主観の視点で見せる画面が新鮮で印象的でした。
第12話の美丞戦9回裏で、巣山くんが三塁を蹴ってホームに走るシーンは、
キャラと背景の両方を同時に動かして疾走感を出すというスゲー手法だったり。
その一方で、プロ野球中継で見慣れた「望遠レンズの後ろアングル」は絶対使わない。
衝撃的な盛り上がるシーンは敢えて「無人カメラ」にして、
遠くから引いた第三者の視点のカメラで淡々と見せていましたね。
従来の一般的な「アニメらしい見せ方」といえば、
盛り上がるシーンでは画面いっぱいにキャラのドアップを数秒映し、
スローモーションで止め絵を多用して見せるような気がしますが、
そういうよくある手法に頼らずに、新鮮な画面作りをしていたなぁ、と思います。
これらの画面作りは全て「伝えたいことを、一番効果的に伝えるために」考え抜かれたアングルだったんですねぇ。

おお振りアニメは、原作への愛を感じさせる忠実さで、
同時に、高校野球のリアリティを追求しつつ、密度の濃いアニメになっていたと思います。
要するに、「水島監督と、このアニメスタッフに、
おお振り1期2期のアニメを作ってもらえて良かったなぁ♪」って私は思ってます^^。


3年前のアニメ1期終了後のインタビューも、かなり読み応えのある興味深い記事なので、
こちらもどうぞ。

『おおきく振りかぶって』水島努監督インタビュー(WEBアニメスタイル2007年12月21日付)※全3回
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