さかなクンさん事件

「さかなクン」さんと言えば、テレビでよく見かけるハイテンションな魚大好きタレントのあのお方。
TVチャンピオン魚選手権で5連覇し、魚のイラスト描画技術も素晴らしいだけでなく、
東京海洋大学客員准教授であることは周知の事実ですが、
彼が、70年前に絶滅したはずの魚「クニマス」を再発見し、俄然注目を集めています。
お手柄!さかなクン=クニマス再発見(時事通信)

そんな偉業を成し遂げた彼にまつわり、大騒動が勃発しました……!

事の発端は、TwitterでNHK広報局公式アカウントが何気なく呟いたこの一言。
さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ

“さかなクンさん”と呼ぶべき?NHK広報局がTwitterで呼び捨てを謝罪(はてなブックマークニュース12月16日付)



事件の詳細については、下記のTwitterまとめサイトを是非ともご一読くださいませ。
【笑ったら受信料】NHK広報アカウントが、さかなクンさん様の名前を気軽にツイートしたことに平謝りして大ウケ(Togetter12月15日付)

簡単にまとめると、

NHK広報局(時計アイコン)「さかなクン!ヽ(*´∀`)ノ」と呟く。←彼の快挙を讃えたつもりなんでしょうな。

他のユーザーから「さんをつけろよデコ助野郎」「さかなクンさん!」といったリプライが鬼のように集中。

NHKの時計、顔面蒼白でマジ謝罪。
「先ほどのツイートで、さかなクンさんを、さかなクンとお呼びしてしまいました。たいへんな失礼をいたしました。申しわけありません。お詫びして訂正いたします。何卒ご容赦ください」
「失礼いたしました <(_ _)>」「申し訳ございません」
と一人一人のリプライに丁寧に謝罪。

約1時間半後……
NHKの時計「すみません、ちょっと意味が分かりかねるのですが、「さんをつけろ」という冗談があるのですか!?」とようやく気づく。

実は、「さんをつけろよデコ助野郎」というのは、ネット上のお約束フレーズ
さんをつけろよデコ助野郎とは(ニコニコ大百科)
名作アニメ映画「AKIRA」で、鉄雄に呼び捨てされた金田が言った、有名なセリフで、
>これが転じて、本来「さん」付けすべきとされるキャラが呼び捨てにされている場面でネタとして発せられるようになった。
ネット上で「さかなクン」さんの話題が出れば、ほぼ確実に誰かが
「さんをつけろよデコ助野郎」とコメントするのが、いわば日本の様式美となっているのです。←
<使用例>「マー君、かっけー!」→「さんをつけろよデコ助野郎」→「マーさんマジかっけー!」

つまり、NHK広報局公式に嵐のように寄せられたリプライも、ほとんどネタだったわけです^^。
このネタフレーズを知らなかったNHK広報局公式アカウントの中の人は、
「…ううう…知らなかった…(>Д< ;) みんなひどい…」
「どうしてこんなに多くの方から、同じような文面のお叱りをいただくのかが、わからなくて、胃が痛くなっておりました…」
と嘆き、
「電気も消されてるし…空調も止まってる」深夜0時過ぎまで、頑張っていましたとさ☆

やべええええ 時計の中の人に萌えたwwwww

さらにその後、「仲良しで、漫才コンビ「銀座線」を結成している」という
日テレ公式アカウントのダベアと、おもろいやりとりまで始めたりww
ダベア「これからはボクにもさんをつけるダベア、デコ助時計さん」
   「世を忍ぶ仮のチクタク時計閣下さん(向正面ゲスト解説)」

NHK時計「熊め…」「ダベアくんくん?」「あクマだ。」
おまいらイチャコラしすぎだけしからんもっとやれwww
テレビ局のTwitterの中の人って、遊び心があってなかなか面白いっすね^^。

まぁ、広報でお仕事している方が、大衆から「さんをつけろ!」と突っ込まれたら、
マジでクレームかと慌てて、平謝りするのは当然かもしれないですね。
真面目にきちんとお仕事している証拠ですな。
とゆーか、↓こちらの記事を書かれた記者さん&コメントを入れている方々は、
「心ない人間達がくだらない事を荒立てクレームを入れやがって」と
未だに本気で勘違いしているみたいだし(汗)。
あのぉ~、みんなジョークでやってるんです、よー^^;。
「さかなクンさん」と呼ばず失礼しました NHKが「ツイッター」で謝罪(J-CASTニュース12月16日付)


余談ながら、私はさかなクンさんのことは大変尊敬申し上げております。
この記事を拝読して、とても胸が熱くなりました。
いい文章だ……必読!
いじめられている君へ(朝日新聞2006年12月2日付)
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