咆える北の怪物 

2007, 04. 13 (Fri) 22:21

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地面から 突き出て咲くや クロッカス  (山帰来)


昨夜フルキャストスタジアム宮城で行われた、プロ野球の楽天vs西武のナイター試合。
とてもドキドキして、すごく感動しました!


楽天の先発投手は、話題の高校生ルーキー・田中将大投手。
7回西武の攻撃。2死満塁。バッターはプロ11年目のベテラン好打者・和田選手。
力強いフォームから、和田選手の内角いっぱいに147km/hの直球が決まった直後、
田中投手は大きな雄叫びを上げて、全身で気合を表現。
ドーッと湧き上がるフルスタの観客席。
思わず私もテレビの前で「よっしゃーーー!!!」と叫んでガッツポーズしてました。

その田中投手の雄叫びの写真はこちら↓
楽天田中プロ初被弾も耐えて逆転呼んだ(日刊スポーツ4月13日)


田中くんは、2月のキャンプ、3月のオープン戦と、期待の新人としてマスコミの注目を一身に集め、
あの松坂投手の後継者、と盛り上げる報道が連日続いていました。

3月29日、ヤフードームでのソフトバンク戦。
田中くんのプロ初登板は、プロの厳しい洗礼をこれでもかと浴びる結果に。
6安打3奪三振1四球の6失点で2回に途中降板。
ベンチの奥では悔し涙をタオルで拭く姿が……(本人は「泣いてないすよ」と否定)。
東北楽天・田中、2回途中6失点……ほろ苦デビュー(スポーツナビ3月30日)

4月5日、2度目の先発は本拠地フルスタのマウンド初お目見え。
平日デーゲームなのに1万8000人の集客があり、初白星に期待が集まるものの、
6回106球を投げ、5安打6奪三振4四球で1失点。
同点のまま交代したので、またも勝ち負けつかず。
田中 6回1失点も白星はお預け(スポニチ4月6日)

1戦目は、ソフトバンクの強力打線を前に気負いすぎたか緊張したか、
コーナーを狙いすぎて四球を出したり、
ランナーを背負ってから何度も何度も牽制したりと、
なんだか間延びした投球リズムで、自分のペースが掴めていない印象でした。

2戦目は、6回を失点1に抑えたものの、本人が
「四球が多くテンポよく投げられなかった。リズムの悪さが味方の攻撃にも影響してしまったと思う」
と語るように、やっぱりなんとなく覇気が足りない感じ。
野村監督には「前回より良くなったところはないね。楽しみが持てない」と言われ、
さらに、「若さがない。“打ってみろ”という荒々しさがない。まじめすぎる」とも。
ノムさん、田中に“ケンカ投法”指令(スポニチ4月10日)

田中くんて、マウンドでは強面で、生意気で、ふてぶてしいイメージだけど、
普段の性格はどうやら裏腹なようです。
いつもニコニコしてるし、人見知りだし(仲間内では元気にはしゃいで騒ぐけど)、
幼い時はほとんど喧嘩もしたことのない大人しい子だったそうな。
そして、周囲の期待に応えようと頑張りすぎる性格のようにも見受けられます。
昨年の甲子園の後も、無意識にプレッシャーを背負っていたと後でわかった、と言っていたし、
繊細なのか時々胃腸炎になるし。

語弊を恐れず言うならば、ライバルの早大・斎藤佑樹くんと並べると
見た目は、斎藤くんが穏やかで優しげ、田中くんが強気で自信家だけど、
たぶん性格は正反対の気がする……(苦笑)。
そこがまた彼らへの興味が尽きず、好きな理由だったり。
ま、どちらも会って話したこともないんで勝手な憶測だけど。


1月の新人合同自主トレの時から田中くんは周囲の大人達、特に名立たるプロ野球OBの皆さんに
「いい素質をしている」「ものが違う」「プロでも打てないだろう」「開幕ローテに入れる」と褒められまくってました。
本人は有頂天になることはないにしても、実績ある経験者の褒め言葉を素直に受け取って
プロで順調に第一歩を踏み出せるかもしれない、と期待していたんじゃないでしょうか?

それがプロのしょっぱなの試合で予想以上に打ち込まれ、盗塁されて、
自分らしい強気でぐいぐい攻める投球より、
今の未熟な経験・技術を駆使して、できるだけ確実にアウトを取れる投球をしなくてはと
どうしても慎重になりすぎていたような感じがします。
(あくまで私の個人的な印象だけど)

それが4月12日、3回目の先発登板は、ふっきれたような彼らしい投球でした。
1回の先頭打者からズバン! ズバン! と直球ばかりを投げ込んでいく。
バッターの内角もぐいぐい狙っていく。
田中くんのストレートは(失礼ながら)「これは打てない」という
迫力のある絶対的な安心感のある球にはまだ至っていない気がするけど、
気持ちの入ったいい球が多かった。
でもやっぱり制球には苦しんで、四球を6つも出しちゃった。
3回には3ランホームランも浴び、4回までに4点差がついて
序盤からハラハラさせられる敗色濃厚な試合展開。
でも同じ四球でも、前回、前々回とは違って
考えすぎて小技を利かせたボールじゃなくて、攻めた結果逸れたボールのように見えました。

最後の2死満塁は「うわ~~、もうだめだーー」と思ったけど(重ね重ね失礼)、
気合をこめて放ったボールは、見ている私の全身にも震えが走る渾身のストレート!


試合後の田中くんは「今までで一番自分らしい投球ができた」とどこか満足げな表情でした。
修正すべき課題はまだまだ多いけれど、試合ごとにちょっとずつ成長していく姿を見るのって
まるで我がことのようになんだかワクワクしますね♪♪
例えるならば、RPGゲームで徐々にレベルが上がって、強敵に立ち向かえるようになっていく感じ?(ほんとスミマセン……m(_ _;)m)
打たれても、それを糧にしてきっとさらに成長してくれるだろう、と期待をせずにはいられない男です。


クロッカスの花言葉は、いろいろあるけど、
「青春の喜び」、「私を信じてください」、「あなたを待っています」、「じれったい」
という意味も含まれるようですね。
まだ寒い春の、固い地面を突き出て咲くクロッカスのように
彼が開花する日を楽しみに応援しています。


……今日はウザくて長い文章でスミマセンでしたorz
ちなみに、高校野球・早実vs駒苫の試合が見たくてスカパー110改めe2byスカパーに加入したことは、
昨年12月18日の日記で既にご報告した通りですが、
楽天の試合と、六大学野球が見たくて
ch.255「スカイ・A sports+」月額735円)から、
プロ野球セット(関連9チャンネル)(月額3,200円)に契約変更しましたがなにか?(爆)
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