胴上げを見ながら
Kスタでは、楽天イーグルスとの試合後に、優勝を祝う秋山監督の胴上げが行われました。
試合中の3回表、2位の西武ライオンズが日本ハムファイターズにサヨナラ負け、と一報が入り、
秋山監督はグラウンドの選手達に向け、笑顔で小さくガッツポーズ。
3回の裏、守備についた小久保選手は万感胸に迫って思わず涙目。
ホークス優勝は7年ぶり。「ソフトバンク」を名に冠して初めて。
シリーズ最終戦で大逆転優勝ですから、ソフトバンクの皆さんの感激もひとしおでしょう。
ソフトバンクホークスの選手・ファンの皆さん!
良かったですねvv おめでとうございます!
こうなると、最後は試合に勝って有終の美を飾り、胴上げ&ビール掛けに華を添えたいところ。
でも、試合は楽天イーグルスが8-3で勝利しました。
高須選手と牧田選手のホームランでKスタ観客を湧かせ、
山崎選手は92打点目を上げて、門田さんの42歳シーズン最多打点記録を抜きました。
永井投手は10勝目で、昨年に続く2桁勝利。
今日の試合だけを見れば、胸のすくよなナイスゲームでした。
リーグ最下位チームで、ソフトバンクとの対戦成績も大きく負け越しとはいえ、
最後の最後に意地を見せてくれました。
……でもこの空虚感はなんだらう……。
イーグルスの選手・スタッフ・監督の皆さん、
そして、この日Kスタで観戦したイーグルスファンの皆さんは、
どう感じていたのかな?
試合前から数多くの報道陣がつめかけ、
浮足立った賑やかな雰囲気が充満していた一塁側ベンチ(ソフトバンク側)の様子を。
3回表に優勝と分かって、ソフトバンクの皆さんが嬉しさを抑えながら試合をしていた姿を。
目の前で行われた、相手チームの監督胴上げを。
昨年10月17日、CS第1ステージでソフトバンクに2連勝した時は、
「札幌で日ハムに勝って、またこのKスタに帰ってきます!
ここで日本シリーズをやって、胴上げを!」
と球場にいた選手・監督・スタッフ・ファンの誰もが希望を胸にしていたっけ。
……Kスタ宮城で初めて行われた優勝胴上げが、対戦チームのものになるとは、ね……。
2008年、楽天イーグルスはパ・リーグ5位でした。
シーズン終盤の9月下旬は、優勝マジック点灯中の西武ライオンズとの対戦が多く、
「目の前で優勝胴上げを見せられるのだけはイヤ~><!」
とハラハラしていたことを懐かしく思い出します。
9月22日の試合後に、当時の野村監督はこうボヤいておられました。
「(西武の)胴上げも見てみたいね。目の前で選手たちが見て、どう思うのか、興味がある。
感じ方は色々だ。今の楽天にはそう言うのも必要だ。目の前で見て悔しいか、どうか。
『よし、来年は頑張るぞ!』と言う気持ちになってほしい」
イーグルスの監督・選手・スタッフの皆さんが、
悔しい! 来年こそは! って気持ちを噛みしめてくれていたらいいなぁと思います。
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