アフタヌーン10年11月号 おお振り感想(2)

昨日に引き続き、月刊アフタヌーン2010年11月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想、後編です。

今月の感想前編はこちら→アフタヌーン10年11月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


※野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
個人的嗜好に偏った、腐った妄言も含まれます。
原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがありますので、ご覧にならないほうがよろしいです。
野球に関する知識に間違いがありましたら、ご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!








●西浦0-2桃李で、3回表、西浦の攻撃は1番から。
田島(でもこれで1巡目終わったもんね。2巡目はリード楽だから打席集中!)
と張り切っていたら、すっぽ抜けた初球が田島くんの背中をかすめて、デッドボール!
田島くんは「む~」と不満顔で一塁へ。

●無死一塁、2番・栄口。
モモカン(ここは送る。オーソドックスな形で点取れないなら、打順組み直す!)
そうですねぇ……この調子だと、新人戦ちょっと厳しいかもねぇ^^;。
栄口くんのバントは勢いが強すぎて、ピッチャー前! うぎゃあ!
ボールを拾った祥馬くんへ、石田くんが「2つ!」と指示。
二塁へ送球したけれど、田島くんはセーフ!!
石田(ウソやろ。スタート普通やったのに、一瞬祥馬の方見た隙にランナー(あいつ)エライ加速しよったんか?)
うふふふwww そーなのよぉvv 田島様は足も速いのよん♪

石田くんが片手をチョイと上げてウインク付きwでスマンと小さく謝ると、
祥馬(チョイてっ、なんやそれ…)
頭からピーッって湯気を出して怒ってます。逆効果^^;。

●無死二、三塁にしようと、モモカンは3番・巣山へ送りバントのサイン。
ところが、転がせずにバントが小フライになっちゃった><!
巣山くん、美丞戦でも匠くんの直球で、バント上げちゃったっけなぁ。
バントはあまり得意じゃないのかな?
ついさっきバント職人・栄口くんも、あわや二塁封殺の失敗バントだったし、
祥馬くんの球はバントしにくいのかな?

楽々捕れそうなフライで、投手(※間違い。一塁手)が落下点で捕球の構えを見せたので、
田島・栄口(ノーバン!)と、それぞれ今居た塁に戻ろうとした瞬間。
祥馬ではなく会沢くん、わざとキャッチせず地面にワンバウンド。
田島・栄口(うっわ!)と大慌てで次の塁へと走ります。

※後日追記:
もう一度よ~く見直したら、ボールを捕ったのは祥馬くんじゃなくて、
一塁手の会沢くんでしたorz どっちも左利きなもんで勘違いしました。


なぜノーバウンドで捕れそうなボールを、わざとワンバウンドさせてから捕ったのか?
(そんな基本のキ、知ってるよ! という方は以下十数行を読み飛ばしてください・土下座)

それは、原作8巻の巻末おまけにある「リタッチとインフィールドフライ」の
内野への飛球の場合、そのまんまの状況ですねvv
1)野手が捕れば、ランナーはもといた塁まで戻らなければならない
2)野手が捕れなければ、ランナーは次の塁まで進まなければならない

余裕でキャッチできるフライなので、通常なら1)になり、その場で打者(巣山)はアウト。
なので、ランナー(田島と栄口)は「リタッチ」するために、元の塁に戻ろうとしていました。
ところが、バント失敗のフライには「インフィールドフライ」が宣告されないので、
祥馬もとい、会沢くんは、わざと地面にワンバウンドするまで待って、2)の状況にし、
ダブルプレーをとろうと狙ったわけですね。
つまり、打者(巣山)は一塁へ走らなければらならなくなり、
打者走者に押し出される形で、今一塁上にいる栄口は二塁へ、
さらに今二塁上にいる田島は三塁へ進む走塁義務が生じました。
しかも「タッチアウト」より厳しい「フォースアウト」(走者が進むべき塁に守備側が触るだけでアウト)になるので、
桃李としては、二塁(または三塁)→一塁、とボールを送ることでダブルプレーが取れます。
だから、栄口と田島はボールより先に次の塁に到達しようと慌てて走った、ってことですね。

てなわけで、祥馬くん会沢くんが二塁へ送球……と思ったら、なんとワンバウンドの球を捕り損ねて、
慌てて一塁に投げたものの、オールセーフ! 無死満塁!!
祥馬くん、またまたピーッと頭から湯気が(苦笑)。

初登場時の祥馬くんは、自信なさげな下がり眉にボソボソ小声で、
三橋くんとはまた違ったタイプの、気弱なピッチャー? という印象だったけれど、
マウンドに立ったら性格ガラリと変わるタイプだったのね(笑)。
意外と強気で短気なピッチャーのようですw

●無死満塁で、4番・花井! これはオイシイ場面♪
モモカン(内野前進守備のままだよ! 転がしても上げてもいい。外野までボール持ってきなさい!)
おお! 期待されて任されてるよ、4番先輩!(笑)
花井くん、キリリと気合の入った顔で(サードランナー!)と田島くんを見ます。
す・る・と……

田島(いーなーいーなー
  ランナーいっぱいいて、いーなー花井は
  ホントならオレがそこに立ってるのに
  あー4番はいーなー)

田島くんが前傾姿勢で手をだらんと垂らしながら、ギロロみたいな据わった目でこっち見てるwwwww
花井くんは一瞬「へうう」と怯んでよろめいた後、(はっ、幻聴だって!)
アwズwサwwwww
念のため申し上げておきますが、これは嘘でも私の脳内幻聴でもなく、
原作漫画にホントに描いてある、花井梓の幻聴です(笑)。
試合中に幻聴が聞こえてくるなんてヤバすぎるってww (←オメーが言うな)
サードランナー見ても、ぜんっぜん気ィ鎮められてねーよwww
むしろ動揺しまくってどうする(爆笑)。
まったくもー、田島くんを意識しすぎなんだってば、花井くんはァ~(ニヤニヤ)。

花井「さっこい!」と気を取り直したけど、初球にまたもや大暴投!!
花井くんの背中側をボールが飛んでいって、キャッチャー石田くんが慌ててボールを拾いに。
その隙に、花井くんが「田島!」とサードランナーを呼んでホームイン! 西浦1点目!
祥馬くん、ますます頭がピーッピーッ沸騰してます(苦笑)。イライラ自滅パターン^^;。
おやおや、こんなにも短気で、暴投とかフィールディングミスとか連発して、
兵庫ベスト4の桃李でベンチ入りメンバーって、ホントかな?
それどころか、Aチームの先輩も祥馬くんを「エース」なんて言ってたしなぁ。
「ガン先輩」の操縦術がかなり長けているってことでしょうか?

●無死二・三塁でまだまだチャンス!
モモカン(打点つけなさい!)とスクイズ指示じゃなく、打てのサイン。
花井くんも(崎玉戦時より評価上がってんのか)(または、上げるチャンス!)
と豪快に振るものの、モモカン(押された!)orz
でも野手3人の真ん中にポテンと落ちるラッキーヒットで、西浦2点目!

「バックバック!」とホームを指差す桃李野手と、その横で拾った球をホームへ投げようとする桃李野手。
それを見て、花井くんは(ホームか?)と一塁を蹴って二塁へ。
と思ったら、相手はいきなりクルリと向きを変えて、一塁へ送球!
花井くん、まんまと引っかかって挟まれちゃいました……orz タッチアウト!
モモカン(う~~~~~~んっ)と苦虫を噛み潰した顔(苦笑)。

そして。
ベンチ前では田島くんが、超険悪な顔つきでジトーンと花井くんを睨んでますww
ちょwwwwwww
花井くんの自意識過剰と被害妄想(笑)で、
田島くんが怒ってるように見える幻覚&幻聴が聞こえてるんだと思ったら、
ホントに田島くんてば、こんなおっかねー顔して花井くんを睨んでたのかww
顔の上半分に斜線で影入ってるし、目ェ完全に据わっててギロロ伍長だし(笑)。
田島くんのここまでのギャグ顔、初めて見たww
このインパクトは文章では上手く表現できないや。
ぜひとも皆様にもアフタヌーン紙上で実物を直接ご覧いただきたい!(笑)
この分だと、さっきのアレも花井くんの幻聴ではなくって、
むしろ田島くんの心の声が正確に聴こえてきたのかも^^(以心伝心? 萌え~vv
あの三橋くんですら、ギロロ捕手(笑)の背後で、声も掛けられずにビビってます。
で、三橋くんの視線に気づいた田島くん、いきなり普通顔に戻って、
「おう、同点だな」と明るく話しかけたりして(苦笑)。

なんだよもぉ~、めっちゃ萌えるじゃーんvvv
タジミハ萌え……かと思いきや、タジハナ萌えでw
だってだってぇ~、田島くんがこういう”怒り”の感情を思わず素直に出すのって、
花井くんに対してだけなんですもの(ニヤニヤ)。
なんというか、客観的に冷静に見れていないというか、主観で感情的に見てしまうというか。
もちろん、「オレが4番だったら」って拘りが強いから、気になるんでしょうけど。
無死満塁から打点1しか上げられないのも納得いかないし、
トリックプレーにまんまと騙され、挟殺されちゃったってのも、
自分だったらアリエナイんで許せないんでしょう。
だけど、もし自分の代役の4番が花井くん以外(例えば巣山くんとか)だったら、
田島くんはここまで感情的にはならないような気がするんですよねー。
自分の代役でサードを務める水谷くんが凡エラーしても怒ってないし。
(打撃と守備では田島くんの中で位置づけが違うのかな?)
自分ならアリエナイような失敗をする花井に腹を立てるのは、
=自分と同レベルのプレーができるはずと花井に期待している、その裏返しですよね~vv
そーゆー特別扱い、イイヨイイヨーvv もっとやれ(笑)。

それと、普通だと打順やポジションを争う”ライバル”が失敗したら、
ラッキーと喜んだり、ホッと安心したりしそうなのに、(←ミズタニノコトカーww)
田島くんは逆に、本気でムカついたり不機嫌になったりしているのが、また萌えますわ~vv
田島くんは花井くんのことを”他人”と思っていないのねーきっとww
末っ子気質がそのまんま出ちゃって、喜怒哀楽をぶつけてくるのがカワエエのぉ^^。
おい花井くん、もしこのまま4番としてイイトコ見せられずに終わると、
また崎玉戦の時みたいに田島様から八つ当たりで噛みつかれるぞw
(花井本人は理解不能で困惑・笑)
そんでもって、逆に4番花井が活躍したら、
田島様は「2打点じゃん!」とかニッコニコ笑顔で褒めてくれる、と。
なにこの強力なアメとムチ(笑)。

お陰様で「花井が4番になると桶屋が儲かる…もとい、私がおかわり5杯!」の法則に気づきましたYO。
花井が4番→花井プレッシャーでイイトコなし&田島フラストレーションでイライラ
→田島が花井にキツく当たるw→花井が発奮して活躍→田島から花井に笑顔のご褒美(笑)
→一連のやりとりを見て、私が萌えまくる→萌えをオカズに白飯をガツガツおかわり!
とゆーことで、もうしばらく花井4番で、ひとつよろしくお願いしますひぐち先生m(_ _)m

●頭の可哀想な腐女子のウザイ妄想語りはこれくらいにして、と。
5番・泉はサードフライ、6番・沖はショートゴロでスリーアウト、チェンジ。
……この二人は今月ほとんど出番なしかー(T-T)

●3回裏、桃李高校の攻撃。
田島(1回やってみたかったんだ。公式戦じゃまず当たんないとこじゃなきゃできないこと。
  ガンガンまっすぐ勝負!)

1番、2番に続けて初球を打たせ内野フライ。
3番・石田も(せやけど、2人とも1球目で打ったし、ボール先行はやめたんやろか)と思いつつ、初球をレフトフライ。
三橋「ナイスレフトー!」←おお! 西広くんイイヨイイヨーvv
ということは水谷くん、大ピ――ンチッ!!(笑)

それにしても、あの~田島サン?
(三橋の球を有効に使うには、もっと打者のことを考えなきゃ!)
ってついさっき考えてたはずなのに、ガンガンまっすぐ勝負、ですか^^;?
まぁ確かにこれは、公式戦で対戦する可能性が限りなく低い相手で試さないとね。
それに、阿部くんだと「試しに」だとしても
”ひたすら「まっすぐ」だけ”のリードはやらなさそうだから、
むしろ田島くんがやって見せてくれたことで、阿部くんにとっても
「三橋のまっすぐはどのくらい通用するのか?」参考になるし、良かったかも。


●さて、ここまでの個人的印象ですが、桃李高校は兵庫でベスト4の強豪校だけあって、
Bチーム(ベンチ外の選手)とはいえ”野球を知っている”というか経験値が高い感じがしますね~。
チーム内でもレベルの個人差はあるようですが、
三橋くんを”荒れ球の投手”ではなく”ボール主体の組み立てする投手”と1巡目で見抜く子がいたり、
(実際は、三橋の球をイロイロ試すのが目的なので、球数を増やそうとボール球が多いのですが)
ボール球とストライクを見極める選球眼に優れている子がいたり。
チームメイト同士でミスを互いにヤジったりと競争意識が高いし、
バントフライをワンバウンドさせてから拾って併殺を狙ったり、
バックホームすると見せかけて一塁ランナーを挟殺したりと、
咄嗟の判断が優れているし。
こういった”抜け目のなさ”は西浦にまだ足りない気がするので、勉強になりますなぁ。

けどその一方で、強豪校の割には抜けてるところも結構あるかな^^;?
「エース」格の祥馬くんが(故障明けとはいえ)味方のエラーで精神的に不安定だったり、
フィールディング焦ったり、一塁手がお手玉エラーしたり、
初球ボール球に手を出しちゃう打者がいたりとか。
Bチームだから仕方ないのかな。
私としては、美丞大狭山に対する印象とよく似ているかも。
個人のレベルは平均以上で、自分達で考えて野球をやっているけれど、
”甲子園常連校”にはまだ及ばない、足りない部分がある、という感じです。

●最終ページ欄外ハシラのアオリで
「まっすぐでの勝負は三橋に軍配か? 同点で迎える4回の攻撃は、7番水谷から!!」
と不安を掻き立てられつつ(苦笑)、今月号はここまで!

来月こそは水谷くんの活躍が見られるのか!?
それとも今回は、徹底的にディスられる役回りなのか?(汗)
阿部くんや他のみんなの出番も気になります(笑)。
なにより、今後の試合展開が楽しみです♪
(そして、「関西遠征練習試合編」がいつまで続くのかも……;)
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