アフタヌーン10年10月号 おお振り感想

本日発売の、月刊アフタヌーン2010年10月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想です。
今回は、第80回「合同練習・2」。

ちなみに前回の感想はこちら→アフタヌーン10年9月号 おお振り感想
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


※野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
腐った妄想を含むため、原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがあります。ご注意ください。



今月のアフタヌーンは、表紙がおお振りですよ♪







月刊 アフタヌーン 2010年 10月号 [雑誌]月刊 アフタヌーン 2010年 10月号 [雑誌]
(2010/08/25)
不明

商品詳細を見る


「明日は もっと 強くなる!!」
夕焼け空をバックに練習中の一風景な西浦ナイン。
阿部さん、どっかに殴り込み行くんですか?(違)
泉くんの細腰に滾る……!
田島様、M字開ky(強制終了)


●さて本文。
2ページめの欄外ハシラに書かれたアオリは、
関西遠征練習試合編スタート! 「お手並み拝見」!!
3ページめのハシラには、
新人戦を間近に控える西浦は、実戦モード!
……あのぉ、”関西遠征練習試合編”は何年ぐらい続く見込みなんでしょーか……?(ごくり)

最初の2ページは、両校のスタメン紹介です。

先攻 西浦高校
1番キャッチャー 田島
2番セカンド 栄口
3番ショート 巣山
4番ライト 花井
5番センター 泉
6番ファースト 沖
7番サード 水谷
8番レフト 西広
9番ピッチャー 三橋

後攻 桃李高校
1番レフト 藤丘 省吾
2番ショート 中村 正
3番キャッチャー 石田 成津(なつ)
4番センター 江藤 大貴
5番ライト 長田 理(おさむ)
6番ファースト 会沢 大志
7番サード 岸川 徹
8番セカンド 森 隆平
9番ピッチャー 上代(かみしろ)祥馬

●モモカンのモノローグ(先発は上代君。兵庫大会で準決勝まで、ずっとスタメンだった1年生)
おおっと! 桃李は大阪の高校じゃなくって、兵庫の高校だったんですね!
私、大阪かと思っていました(苦笑)。
なぜなら、アフタ8月号で、甲子園で2試合観戦した後
→電車で大阪郊外へ移動し、借りたグラウンドで練習
→「ビジネスホテルウメダ」に宿泊
→翌朝5時に起き、6時前に桃李高校グラウンド到着
と描かれていたので、梅田から電車か車で30分前後の場所かな?
それだと、大阪府郊外か、兵庫県東部……? と考えていたんですが。
先月末にサイト拍手から「方言を調べてみると、桃李は兵庫の学校では?」とコメントを下さった方、
ズバリ正解でしたね! 素晴らしいvv

そしてもう一つ、モモカンのモノローグから判るのは、
桃李高校は今年の兵庫県大会でベスト4(準決勝)以上まで行った、ということ。
兵庫県でベスト4ってかなり強豪なんでない?
ところでモモカン姐さん、「ずっとスタメンだった」って、
投手でスターティングメンバーっつったら、つまり先発投手ってことになりますけど!?
「ずっと」って、県大会の全試合で先発? 1年生投手が!?(驚愕)
(さすがに「スタメン」ではなく「ベンチ入り」じゃないのかな?^^;)
いずれにせよ、兵庫ベスト4の桃李で1年生ながらベンチ入りしてた祥馬くんは好投手のはず。

●先頭打者の田島くん、(不調か故障か罰くらってんのかわかんねーけど、打ててラッキー!)
メットを目深に被って、打席で楽しそうにバットを構えてる田島様は、
目がくりっとしててカワエエなvvv
1球目のストライクを見送って、(悪かねーけどあんま迫力ないな。やっぱ故障なんかな?)
2球目をクリーンヒット!
三塁側西浦ベンチからの「ナイバッチー!」の声に、
右手の握り拳を軽く上げて余裕のスマイル(キラッ☆)
祥馬(打ちよんな)
桃李捕手の石田(そら、こいつら埼玉の県ベスト16そのまんまやからな)

2番栄口くん、犠打成功。1死二塁 。
さすが手堅いわぁvv

3番の巣山くんに対しては、
石田(1回から失点したないで。こいつにはちょい本気見せろや)
祥馬くんがサインに頷いてスパアンッと投げた直球を見て、二塁上では、
田島(へー、それが本気のタマ? ランナーを背負わないと全力出さねータイプか)
巣山くんは2球目、ワンバウンドの球を空振ってストライク。
3球目は見逃しで3球三振……。

打席に向かう花井くんとすれ違いながら、
巣山「球きてるよ。変化球は横変化なかった」と情報提供。

4番花井くん、初球を振りに出るものの、(ストレート! じゃねーのか!?)
どうやら手元で小さく動く速球系の変化球だったようです。
花井くん、打ち損じてショートフライ。

な に こ の デ ジャ・ヴュ……orz
1番バッター(泉くんや田島くん)が塁に出て、2番栄口くんがキッチリ送って、
最後は花井くんが貫禄の凡退、スリーアウト、チェンジ!
あまりも見慣れた、西浦お得意の必勝パターンです。(点取れてないっすよ?・苦笑)
嗚呼、本日も予定調和なりwww

●桃李バッテリーはベンチへ小走りで戻りながら、
石田「ヒジどや」
祥馬「なんともない!」
石田「ひと夏かけておかしくしたヒジ、2週かそこらで戻らんやろ。
  今日は監督おれへんのやし、無理してもえーことないで。痛み出したらすぐ言い」

祥馬「戻っとーわい」(石田くんの背中に向かってボソッと)
  (オレは、一刻も早うAチーム戻って、1試合でも多く、岩(ガン)先輩に投げんねん!)

どうやら田島くんの読み通り、祥馬くんは県大会中に肘を痛めたので、
今日はAチームに帯同できなかったようですね。
祥馬くんの肘を心配して声を掛けてくれた捕手の石田くん、
投手思いのいい女房役じゃないの。
桃李Bチームのスタメン9名の中では一番のイケメン(※杏月視点)だし。
でも祥馬くんってば「ガン先輩」に首ったけvvv
……1コマだけ登場のガン先輩、アソパソマソみたいな顔してんのに…ゲフンゲフン!
祥馬くんは、ARCの太田川くんみたいに、正捕手先輩LOVE! な1年生なんですねww

●1回の裏、桃李の攻撃。
ゴツイ捕手用防具つけた華奢な田島くん萌え~vvvv(わかったわかった…)
田島「ボールバックー!」と叫んで、ホームベース前でスッとしゃがむと、
その後ろにはまるで背後霊のような不審者の影がでんっと……!!
ひぃぃいいいいいいいいいい!!!!

阿 部 く ん でした^^;。

「田島君の配球記録とる」ために、バックネット裏で背後霊…じゃない、
三橋くんの投球をガン見するそうです。
正々堂々、真っ正面からストーカーです。(違)

三橋(…あそこに阿部君いると、なんか変だな)←ムヒッとヘンな顔で笑ってます(苦笑)
ま、気持ちは分かるよ^^;。
三橋(阿部君、新人戦出ないこと、納得したんだ、な!)

●ここで試合前の回想シーンが。
試合前のブルペンで、タジミハバッテリーはモモカンから、
「今日は三橋君の球がどのくらい通用するか確かめる配球をしてみてくれる?」と言われました。
今日の試合は、勝ち負けよりも、三橋くんの球を試すことが優先だそうです。
三橋くんは主軸を3巡したところで交替の予定。
なので三橋くんは、今日は田島君のリードに従うこと。

主軸3巡で交替となると、7回あたり、かな?
交替するとしたら、やっぱり沖くんと? それとも花井くん?
……花井くんがリリーフ登板だとすると、私が涎ダラダラ垂らしながら待ち望んでいる
花井-田島バッテリーがついに見られるかも……ッ!?(ごくり)
いや、でもやっぱり2番手は沖くんでしょうね。
……とゆーことは、第三試合の波里vs西浦ではハナタジバッテリーがっ(もーいーよ)

モモカン(なんて言ったけど、相手はBチーム。このくらいの足カセあっても勝って欲しいねェ)
お? モモカンは桃李Bチームを意外と格下に見てるんですね。
確かに全国制覇を目指していて、つい最近まで公式戦での実戦経験も積んでる西浦が、
こんなところで手こずってちゃダメなのかもしれないけど。
でも、Bチームとはいえ、強豪校の桃李には花井レベルぐらいのイイ素材がたくさん入部してると思うけどなぁ。

●桃李の先頭打者・藤丘くんは、
(ブルペンでは120出てへんかったぽかったけど、もーちょい速いのくると思っとこ)
対する西浦の捕手・田島くんは、
(Bチームの人間はオレがオレがって気持ちが強い。1番だって初球から狙ってくんだろ)
てなわけで、初球から、外にカーブ、しかもワンバウンドする球を要求。
阿部(初球ボールなのはいいけどワンバンまでさせるか!?)
田島(今の1球で打者は”見る”って選択肢を持っちゃうモンよ。
  1球目で打たれちゃ何も試せないもんね)

阿部くんにはちょっと想定外の配球なんでしょうねw
阿部くんは本職の捕手だから、打者の得意・不得意コースや、投手の持ち球・決め球などが
配球組み立ての骨格だけれど、
田島くんの場合は”打者心理”に重きを置いていますよね。
いかにも田島くんらしい考え方、といいますか。

2球目は、内高めにシュート→三塁側にファール。
3球目は、外にワンバンじゃないカーブ→また三塁側にファール。
藤丘(荒れ球なんやな。遅いからつい手出してもーたけど、ここまでボールばっかりや)
4球目は、外にスライダー→一塁側ベンチ前にファール。
桃李ベンチからは「ちゃんと打てやコラ」「フェアグラウンド入れな!」と声援w
5球目は、カーブをワンバウンド。でも見送り。2ボール2ストライク。
6球目最後の球は、お、振りかぶった! 内にまっすぐ! バシィッと見逃し三振!
藤丘(ええ球持っとるやん)

5球目までは振りかぶってるかどうか、コマに描かれていないのでよく判りませんが、
これ以降は三橋くんの振りかぶっているコマが度々あるので、最初から振りかぶってたのかな?

●2番・中村くん。
藤丘くんからは「荒れ球や。ボールばっかやで」と情報を貰いますが、
中村(この球威で荒れ球てありえんやろ。そんなんが県ベスト16なんか?)
初球、真ん中から外へ逃げるシュート!
中村(真ん中!? やっぱありえん)
ストレートと思って振るものの、ひっかけてショートゴロ。2死。

●3番・石田くんは、流れるようにゴロを処理する西浦のショート&ファーストを見て、
(落ちついとんよなァ。これは荒れ球ちゃうで。
ボール主体で打たせてとる投手やろ。このタイプはボール球振らへんかったら自滅や)

おお、さすがは捕手。
投手のタイプを見極める目というか、相手チームを観察する力はなかなかのようですね。

1球目、カーブを真ん中に落とす。でも見送り。
石田(カーブがよう落ちんのはわかったけど、省吾も振らへんかったし、オレもこれは振らんで)
2球目、シュートを(むっ、と…)と見送り。ストライク。
石田(カーブとの差で実際よりだいぶ速く見える)
3球目、外低めにはずしたスライダーを、バットの先に当ててライトフライ。
スリーアウト! 三者凡退♪

田島「ナイピー!」いい笑顔w
三橋「おっ、お――っ」「ナイスリードー!」真っ赤になって大喜びのいい笑顔ww
阿部(早く試合出てェなァ)←wwww
阿部さん、バックネット裏で軽く項垂れながら、ハーと溜息を零してます(苦笑)。
真っ正面の特等席からタジミハバッテリーの息の合った仲良しっぷりをガン見だなんて、
ある意味拷問? ジェラシーの炎で身を焦がすんじゃないかと心配っす^^;。

●ここまでまだ打者3人だけですが、
三橋くんの変化球&まっすぐ、ひとまず今のところは通用しているようですね。
荒れ球と見せかけたコースの投げ分けや、緩急差を上手く使った田島くんのリードも通用しているようです。
それにしても、三橋くんのカーブって「よく落ちる」球だったっけ??
大きく縦割れするドロップカーブ、という印象はなかったんだけど……。
むしろ横方向に変化していた球だったような……??

※後日追記:
5巻P.84で桐青の島崎さんが、三橋くんのカーブを「なんつう山ナリ」って言ってるのを発見^^;。
三橋くんのカーブは「縦に割れるドロップカーブ」ではないけれど、
「球速がすごく遅いせいで大きく山なりに曲がるスローカーブ」ですね、きっと。


●2回の表、西浦の攻撃。5番泉。
外野手の頭を越える二塁打! 無死二塁。
石田(抜いた球通用せえへんな)
祥馬(全員本気で投げたらええんやろ)

6番沖。
1球目のチェンジアップを見送り、ボール。
(ストレート狙ってくぞ)
2球目、祥馬くんの「抜いてへんストレート」を綺麗にヒット!
おお~! 泉くんも沖くんも、いいよいいよ~♪

水谷(無死一・三塁! 点入れんぞー!)
一塁ランナー沖「水谷! 変化球見極め!」
水谷「おお!」

1球目、速いストレートを見逃し、ストライク。
2球目、「見極める変化球」を見送ってボール。
3球目、ストレートを見逃し、ストライク。
モモカン(また見逃し! それ振ってかなきゃ打つ球ないよ!)
4球目の変化球を見送ってボール。カウント2-2。
モモカン(次は決め球来るんだから難しい球ならカットだよ!)
石田(振ってくるぞ。きびしいところ攻めろよ!)
なのに、最後のストレートを見逃し三振ー! アチャーorz
水谷くんはこの打席、1回もバット振れなかったねぇ……。

ベンチに戻ったらモモカンから厳しいお説教。
「バット振らなきゃ何も起こらないよ。
 特に! 追い込まれてからのストライクをなぜ見送るの! カウント考えなさい!」

水谷くんはシュンとして「ハイ」。←誰だか分かんないくらいタレ目になってるwwww

8番西広 三振。(最後は勢いよく振って空振り)
水谷(よっしゃー、西広も三振だー)
↑ホッとしてるよ、この男……。

9番三橋 三振。(空振り)

モモカン(う~~~ん。新人戦用に組んだ打順、思ったよりキビシイかなあ?)
そうですねぇ……7、8、9番が”自動アウト”状態ではねぇ……。
心も体もメキメキ成長していっている真っ最中ですから、
きっとこれから目を見張るような活躍をしてくれるようになるはずvv

●唐突ですがその昔、通算試合出場数プロ歴代1位のノムさんが、
現役を引退しよう、と決意した理由、それは、
試合中に代打を送られ、その選手が併殺になって「ざまあみろ」と思ったことだったそうです。
「帰途の車中で自分の気持ちが勝利を目指すチームとは逆の方向に向いてしまったことを悔い、
引退を決めた」んだとか。

水谷くん……。
自分とポジションを争う”ライバル”の動向が気になって、
成功が続くと焦り、失敗すると思わずホッとする、その心情はよ~~く理解できるよ。
チームの勝利よりも、個人の出来に気が向いていることは、あまりよろしくないけれど、
でもこれも向上心や競争心が芽生えてきた証拠、と好意的にとれなくもないし。
だけど、相手の西広くんは野球始めてまだ4ヶ月弱の素人なのに、
良かった、オレだけじゃないw と三振に安堵するってのは、どーよ?orz
野球歴4ヶ月の西広くんが三振するのと、同じレベルで自己満足してていいの?
良かったーあいつも空振りだー、とホッとするのなら、西広くん相手じゃなくって、
自分よりバッティングが上の、泉くんや田島くんじゃないと!(それはちょっと無理w)
もっと志を高く持ってほしいなぁ。

それより問題なのは、1度もバット振らずに見逃し三振したこと。
西広くんも三橋くんも、空振り三振。
水谷くんがモモカンに怒られたのは、三振そのものよりも、
「追い込まれてからのストライクを見送った」こと。
ボールカウントごとに次に来る球を予測して、
狙い球を振りに行くとか、厳しい決め球をカットして打ちやすい球を待つとか、
そういった積極的な姿勢や、考えたバッティングがまったく見られなかったから。
その点では、空振り三振だった西広くんや三橋くんのほうが、水谷くんより上だった。

凡人の私としては、水谷くんの”リアルな人間味”が大好きで、共感する部分がありすぎなんですが、
今のままの考え方では、チームのみんなに置いてかれちゃうよ……。
これからも活躍する”ナイバッチ水谷”の笑顔が見たいので、ここは頑張ってほしい……!

●最後のページのハシラに書かれたアオリは
新しい環境、新しい態勢。発奮する者、そうじゃない者。チーム内外で競争激化!
「そうじゃない者」って、ミズタニノコトカー! orzorz
今月号は全部で32ページでした。

ところで、今月6日に発売された「おおきく振りかぶって~夏の大会編~FANBOOK」の中で、
アニメの水島努監督がインタビューの最後に、アニメ3期について、こう仰ってました。
「せっかくやるのなら、やはり(西浦の)公式戦を見せたい」
「新人戦でも秋大でも、とにかく今は西浦の試合を早く観たいですね」

……新人戦……秋大……。
それらが原作に登場するのはなんねんご……?
とゆーことは、アニメ3期が見られるのはなんじゅうねんご……orz

だけど今はとにかく、西浦の試合が見られているので嬉しいです!
”勝つ”ことよりも”通用するのか?””問題点は?”を読者に見せる試合のようなので、
今後の展開も気になりますね。
……あと、阿部さんのジェラスィーの行方も(笑)。
関連記事

2 comments

非公開コメント

0 trackbacks

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)