おお振りアニメ第10話「5回裏、2対5」
約半年前に書いた原作コミックスの感想でも、
今回の第10話と同じストーリーについて詳しく感想を書いていますので、
ご覧いただければ幸いです。
・おおきく振りかぶって13巻感想(1)(2009年12月23日付)
・おおきく振りかぶって13巻感想(2)(2009年12月24日付)
※野球大好き! だけど素人の腐女子によるネタバレ感想です。
以下、腐った妄想を含みますので、お嫌いな方はご注意ください。
野球に関する知識に間違いがありましたら、ご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!
本日のタイトルどおり、5回裏、西浦2-5美丞大狭山から始まります。
「三橋に首振らせて」「三橋は全部頷くだけなんで」という阿部くんの言葉に、
メラメラと怒りの炎を立ち上らせるモモカン様、こええ(苦笑)。
ビビってる三橋くんの襟元掴んで支えてる阿部くん、やっぱり萌え~vv
アニメでセリフを聞くと「モモカン、今まで全然気づいてなかったのかー^^;」とちょっと微妙な気分w
●ピッチャー、竹之内くんに変わって2番手の鹿島匠くん。
匠くんの投球練習に合わせて、ベンチ前で打撃タイミングを計る西浦ナイン4名。
……って、アニメでは花井が栄口に変わってるぅうう!
原作では並んでバットを構えるハナタジに萌えたシーンだったのにorz
でもその後、泉くんの打席ではベンチで並んで声援送ってたので萌えたvv
エース竹之内くんより球速がMAXで10km/h速い匠くん、
立ち上がりの悪いノーコン速球投手って、とってもリアルだわぁ~ww
匠くんの声と口調、すごい匠くんっぽくて嬉しいw(なにソレ・笑)
水谷監督がアニメ誌インタビューで
「投手が投げたボールが捕手のミットに収まるまでのスピードは、
各投手の球速に合わせてコマ数をきちんと計算している」と仰っていましたが、
ホントに匠くんの球は三橋くんや竹之内くんより明らかに速い!
アニメスタッフのこういう拘り、嬉しいな~vv
●ヒット打って一塁で「おーしおし♪」と喜ぶいずみんが可愛いなvv
水谷くん、「(擽りを)ホドホドな感じで頼むよ……」と泉様に言ってみたところで、
ホドホドで済むはずもなし!(笑)
●4点目さえ入らなければ、4番(田島)にワンヒット打たれてもいい匠くんや野手達。
どうしても3点目を入れさせたくない岳史くん(2点差以上あれば呂佳コーチが指示を出さないから)。
岳史くん一人だけが焦って余裕なくしているのが手に取るようにわかりますねー。
●田島様の打席、応援歌は「田島・ザ・サード」もとい「ルパン三世」vv
「1死一・三塁のまま花井に回せば100点!」との思惑どおり、
一、二塁間を抜くヒットを打ち、三塁走者をホームに帰して1点、一塁走者も三塁まで進めました。
有言実行!! 田島△(たじまさんカッケー)!
●プレッシャーの重しを振り払う花井くん、かわえええええww
ベンチの奥で低い位置に手を構えてドキドキとハイタッチ(ロータッチ?・笑)を待ってる三橋くんも、
ウヒウヒ言っててキモカワイイww
●6回表、2死でセカンドゴロを4栄口→6巣山→3沖と渡す連係プレー!
流れるような動きが超カッコイーvvv これぞアニメの醍醐味。シビレル~!
とゆーことで、美丞の攻撃はサクサクと三者凡退。所要時間約10秒(苦笑)。
●ベンチを立って便所へ行く呂佳さん。
……私、原作漫画を読んでいた時は全然気づいていなかったんですが、
呂佳さんの「合図」って、席を立ってスタンドから居なくなることだったんですね……!(おそらく)
い、今頃気づいたorz
だから岳史くんは、呂佳コーチの居なくなったスタンド席をしばらく呆然と見上げてたのね……。
それと原作漫画では、「ラフプレイをしてもしなくても出られなくなンなら、しないほうがいいわな」
って考えてる辺りで、スタンド席を立ち去る呂佳さんの後ろ姿を思い出してたのね……。
ということは、13巻P.56の最後のコマで、
打席に入る阿部くんをじぃっと見つめる岳史くんの目つきも、実はサスペンス風味な伏線だったのね。
これらの意味深なコマの意図、ぜんっぜん気づいていませんでしたorzorz
呂佳さん、この試合でもラフプレーの指示、出してたのかぁ……。
私は「便所」という言葉を額面通り馬鹿正直に受け取っていたので、
呂佳さんが何かやらせようとする前に、阿部くんが怪我しちゃったから、
この試合では指示は出さなかったんだと思っていました……。
指示を出したにせよ出さなかったにせよ、岳史くんは「もうしない」と心に決めていたし、
阿部くんの怪我は不慮の事故で、意図的なラフプレーではなかったわけですが。
それでも、呂佳さんがこの試合でも(恐らくは)指示を出した、ということが、
私としては残念で悲しいです……。
●西浦ベンチでは、阿部くんのレガースを甲斐甲斐しく外してあげる三橋くんvv
阿部「死球でいいから出たいとか、ぜってー思うなよ」が
「のぶとい声」と書かれていたので、アニメで中の人がどんな声で言うか楽しみにしてましたが、
意外と普通の声だった。
……つーか、阿部さんの低い声に耳が慣れちゃった?(笑)
●水谷くんの背後で待ち構えている西浦最凶ドSタッグ泉&田島wwwww
「みーずたに。アレ、いいのか? ん?」
口調があまりにも攻め様でエロすぐる(笑)。
阿部くんの真剣な横顔シーンに「うひょうひょ」言ってる水谷くんの笑い声がww
「ナイバッチ水谷、スイッチオーン!」のビヨヨヨ~ンって効果音に吹いたww
田島「あ~あ」 泉「たけーよ」は予想通りの呆れ声だったけれど、
栄口・巣山「おしーおしー」が棒読みじゃなく、ちゃんと惜しがってて意外でしたw
●バント失敗して併殺食らっちゃった三橋くんを「ドンマイ」と励ます沖くん。
沖くんと三橋くんの心あたたまるやりとり和むわぁvv ほんわ~vv
●Bパート。
「オレ幸せだ」「みんな阿部くんのお陰だ!」
阿部教信者の三橋くんがまた”この後なんか起きそう”フラグを立ててますよー(苦笑)。
●美丞ベンチで、今までやってきた自分のラフプレーを思い出す岳史くん。
このモノローグがやっぱり……聞いてて胸が苦しくなりました。
スタンドのお父さんお母さんに心の中で謝るなんて反則だ~(T-T)
●三橋くんの首振りがあまりにも不自然すぎるwwww
岳史くんに配球を読まれて打たれ、川島くんにもセーフティを決められ、
1死一、三塁のピンチ。
阿部くんがマウンドに駆け寄って「またバックホーム躊躇したらブッ殺すかんな!」と脅したところで、
今まで聞いたことのない不穏なBGMが……(顔面蒼白)。
「阿部くんは、怪我しない」って三橋くん、またまたフラグ立ててるぅう~><!(苦笑)
……とツッコミ入れつつ見ていたのも、ここまで。
スクイズの駆け引きでピリピリと緊迫した空気に私も鳥肌が……。
そして、ついにやってきたクロスプレーのシーン。
アニメの動きと演出が劇的で、
なにより阿部くんの声が……あまりにも、痛そうで……
な、中の人……演技お上手すぎます……(T◇T)
マジで涙目になってしまった……
原作を読んで、展開は知っているのに……ものすごく辛かったです……。
阿部くん、沖くん、岳史くん、三橋くん、それぞれの胸中を思うと。
阿部くんが三橋くんの右腕を握るシーンは、涙で霞んでぼやけ……。
三橋くんの右腕に、くっきりと白い跡が残るほど強く握りしめて。
あんなにいつも口を酸っぱくして気をつけろと阿部くん自身が言っていた、
投手の大事な利き腕なのに。
それすら失念するほどつらい阿部くんの心境を思うと……言葉が出ません。
「アウト、あと2つ、取ってくる、よ」
この三橋くんのセリフにも震えが走りました。
ああ、アニメスタッフさん達、すごく感動的に演出してくれてありがとうありがとう!
この西浦ベンチシーンの原画さんの画が好きですw
●田島くんは張り切っている、というか余裕な感じですねー。
もちろん原作漫画でも、阿部くんの怪我に直面しても一番しっかりしていて、
テキパキ指示を出したり、元気な声を出したりと、頼り甲斐ありましたが。
でも原作漫画だと、ベンチで捕手用防具をつけながらなんとか時間稼ぎして、
ここまでの配球を書いた紙を見て暗記したり、打者データをおさらいしたり、
モモカンも田島くんも、ちょっぴり切羽詰まってる雰囲気があったんだけどな。
そのシーンがカットされちゃったので、元気いっぱいベンチを飛び出していった印象に。
田島「ボールバックー!!」が……思ったより小さ…げふげふん!
いやあの、中の人は地声が大きいってことはもちろん知ってますし、
中の人も私は大好きなんですが、
「天才田島だから」という期待がある分、こちらの求めるレベルも高くなってしまうんでしょうか?
長年野球をやってきて、強豪ボーイズチームで試合経験を積んできた田島くんなら、
「声出していこ―――!!」も、
辺りに響き渡るほど張りのある馬鹿デカイ声で叫ぶんだろうと、
それこそセンター泉くんがビビるほどの大声を脳内で想像していたので。
野球場ってだだっぴろくて開放感があるんで、外野まで届く声ってものっすごいデカイはずですよね。
狭いアフレコブースの中で、マイクの近くで、
広大な野球場で大声で叫んでいるような声質を作るのって、かなり難しいのでしょうね。
「実際に大きい声」とはちょっと種類が違う、「遠くまで響いているように聞こえる声」とでも言いましょうか。
以前ラジオで中村さんが仰っていたように、高校生の未熟な体から出る声は胸式呼吸で発声するから、
腹から大声を出すと、大人の深い声になって年齢が上がってしまいそうだし。
阿部くんの「しまっていこー!」や花井くんの「声出しー!」とかの掛け声は、
実際は大声で叫んでいないんだけど、遠くまで響く大声を腹から出している感じが伝わってきて、
球場の距離感を上手く表現しているなぁ、と改めて感心しました。
●「オレだけ不安なんじゃない。阿部君、いない分は、みんなで、がんばるんだ!」
という三橋くんのセリフも、原作を読んだ時より前向きでやる気があふれているように聞こえました。
なんだか「阿部より最初から田島と組んだ方が上手くやれたんじゃね?」と言われそう^^;。
もちろん三橋くんは、阿部くんがいなきゃオレ何もできない……とかナヨナヨ依存するような子じゃなく、
いざとなれば男前な性格なので、奮起する姿は素敵でしたが。
もうちょっと、何が起こっているのかまだイマイチ実感できていないけれど、
とにかく無我夢中でがんばらなきゃ、という浮足立った感じがあるかと思ってたので。
三橋くんも田島くんも意外と不安もなく落ち着いてるなぁ、という印象を受けました。
今回も、モモカンや滝井さんのセリフカット、1球ごとのモノローグカットが多かったですねー。
1球ごとの心理戦や感情の起伏が、この漫画の特徴でもあるんですが、
「スピード野球」のためには仕方ないのかな。
原作漫画を読んでいると、どうしても比較して
「このシーン、このセリフが削られた」と引き算で見てしまいがちに^^;。
だけど、高校野球らしいスピード感の野球アニメ、ってなかなか見られないかもしれないし、
漫画は漫画、アニメはアニメとして、それぞれの長所を楽しむことにします。
●次回予告。
篠岡「ライスは米ではありません」
ちょwwwwwwwww
千代ちゃんの冷静なツッコミ、水谷が聞いたら多分立ち直れないよ(苦笑)。
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