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おおきく振りかぶって14巻感想(2)
昨日の日記に引き続き「おおきく振りかぶって」第14巻の感想その2です。

前回は、表紙やプロフィールと、8回裏西浦の攻撃の感想。
今回は、いよいよ美丞大狭山戦ラストの9回です!

ちなみに、前回はこちら→おおきく振りかぶって14巻感想(1)
それと、約2年前に書いた月刊アフタヌーン掲載時の感想はこちら。ご参考までに。
 ・アフタ2008年2月号
 ・アフタ2008年3月号
 ・アフタ2008年4月号


※以下、野球大好き!だけど素人の腐女子によるネタバレ感想です。
 腐った妄想を含みますので、原作を純粋にお好きな方はご不快になる恐れがあります。ご注意ください。
 野球に関する知識に勘違い・間違いがありましたら、ご指摘いただけると勉強になります!よろしくお願いします。







9回表、美丞7-5西浦。点差は2点!
「9回、しまっていこ――!!」って叫ぶ田島くんの横顔カワエエvvv(←捕手用防具萌え)
三橋(1点、入ったんだ! この回、おさえれば、なんとかなる!)
おお~、そうだそうだ! 高校野球は最後まで何が起こるか分からない! 頑張れっ。

ところが、美丞大狭山はモモカンのサイン(ストライクかボールか)を既に読みきってますからねぇ。
ピッチャーが投げてくるボールがストライクかボールか、
それが判るだけで、バッターとしては打席でかなり余裕をもてるはず。

9番竹之内くんは、初球のカーブ(ストライク)をヒット。
1番川島くんは、初球のまっすぐ(ボール)を「振りに行って止めたエンギ」で見送り。
2球目、内のカーブ(ストライク)を軽々とヒットにして、無死一、二塁。

●ここで阿部くんが……!
14巻始まって55ページ目にしてようやく阿部くんがああ……っ!!
あまりにも出てこないんで、ホントにモモカンに「今すぐ病院へ搬送」されちゃったかと思ったよw(嘘)
阿部(98……99……今のが100球目だ!)
あ、阿部さん……番長皿屋敷……? ガクブル(違)
阿部(あいつはどんな状態なんだ。回転は。スピードは。座って1球受けりゃあ全部わかんのに!)
このシーン、じーんと来ました。
コミュニケーションがいまいち成立していないアベミハバッテリーだけれど、
お互いへの信頼だけは誰よりも強固で、ボールを投げ、受けることで無言の会話をしているんだな、と。
最終回、2点ビハインドで1点もやれないこの場面。このピンチをなんとか凌ぎたい。
三橋は疲れているのか、球にはまだ力があるのか、どの球種をどのコースに要求すれば打ち取れるのか。
三橋を助けてリードしてやりたいけれど、自分は何もできない。
阿部くんのもどかしさや、三橋くんを心配する思いが強く伝わってきて……要するに萌えました!

●無死一、二塁で相手のサインも丸見え。と来れば、美丞は連打連打でどんどん点を入れたくなるところ。
でもここは滝井監督(サイン読んでる状態で打てて、カン違いされちゃがねェ。緊張感保っとけよ!)
と手堅くバントの指示。
うう~ん、さすが。次の試合のことまで考えて、引き締めてますね。

2番石川くんは、初球のストライク(読み通りのまっすぐ)をバント。
当てたはいいけど、球威を殺しすぎてキャッチャーの目の前。
こりゃあぶなかったね。こういうバントは典型的な失敗例。
でもバント成功になったのは、二塁ランナーの竹之内くんの走塁がよかったのかな? 
やはり「ストライクが来る」と判っている分、ランナーがスタート切るのも速かったんでしょうか?

●1死二、三塁で、3番ヤノジュンには犠牲フライの指示。
3球目、ストライクのカーブを打ってタイムリーヒット!
滝井監督の指示も忘れて、思わず低い弾道で打ってヒットにしちゃったヤノジュンに、
(てめえ犠飛だっつってんだろうがよお…)って滝井さんがうねうねwwwwこええwww
結果オーライで点さえ取ればいい、というのではなくて、
きちんと監督の戦略通りにチームバッティングを目指して動いているところに、美丞の強さを感じますねぇ。
でもちょっとお粗末なところがあるのが、美丞がまだ強豪校になりきれていない理由かな。

ここでバックに流れている美丞大狭山の校歌は、
和田くんの中の人がブログで「今日、架空の高校の校歌を歌いました」って言ってたヤツですねw
アニメでどんな旋律になっているのか楽しみvv

美丞8-5西浦。なおも1死一、三塁。

●田島くんは、美丞が”まっすぐ”に関して対応が良すぎること、
なんかおかしい、心ン中読まれてるみたい、と野生の勘でw気づきます。
グルグルしてる田島様って、なかなか見られないからカワイイ~♪

自分のサインを盗まれている、と勘づいたモモカン、
「そろそろ田島君が組み立ててみない? もちろん三橋君と協力してね!」
……はっ! ベンチの奥で聞き耳立ててる阿部さんのジェラシーに火がついたYO!(違)

「イヤなカンジしたら首振ってくれよ!」と田島くんに言われて、戸惑う三橋くん。
そーいや三橋って首振ってたっけ? と不思議な感覚にとらわれる西浦内野陣(苦笑)。
三橋「あ、る、よっ。さっきから、振ってるよっ」
うん、そうだね……阿部さんの考えた首振り専用セクハラサイン(股間に中指1本)でねw
田島(ま、首振り禁止とかありえねーわけだし)
そのありえねーことがあったりするんですよ、アベミハバッテリーの間では……^^;。

●4番和田くんに、滝井監督の指示は「好きに打て」。
だけど、モモカンがサインを出さなくなった=和田くんは次の球を読めない。
ということは、この打席はタジミハバッテリーvs美丞4番の実力勝負ですね。
結果、2球目シュートを「軽くー」打って……スリーランホームラン。
……す、すごいなぁ。球威のない三橋くんの球を軽く打ってスタンドまで飛ばせるこのパワー。
第2打席以降は三橋くんの球に翻弄されてた印象だったけれど、
5打数2安打で、そのヒット2本はいずれもHR。
天性のホームランバッターだなー、和田くんは。

美丞11-5西浦
西浦逆転の夢を打ち砕く、絶望的な決勝打です。
いつもポジティブを心掛けているハマちゃん達応援団も、西浦ナインも、
ただ呆然自失で立ち尽くすのみ。
ベンチの奥で一人項垂れる阿部くん。
何もしてやれなかった……その気持ちを考えると、胸が痛い。

●マウンドで「がんばろーな!」と三橋くんの肩組んで、頭ごっちんする田島くん。
タジミハバッテリーは和むなぁ~。
でも田島くん(ちっきしょ、あやまることもできねェ!)って己の不甲斐なさを責めてるのが痛々しい。

三橋くんは「オレ、大丈夫、だょ」と言っているものの、どこか心ここにあらず。
田島くんのサインに頷いて投げているけれど……1球もストライクが入らず、フォアボール。
花井(田島じゃないぞ) 栄口(三橋が、みだれてんのか!?)

このシーンで、思わず寒気がして背中に戦慄が走りました……。
この試合、四球はこれで2つ目。
1つ目の四球は、阿部くんが負傷退場して捕手が田島くんに代わった直後でした。
でもこの時は、阿部くんがいなくなり三橋くんが不安のあまり崩れたのではなく、
「並みのコントロール」しかない全力投球を、田島くんが決め球にしようと多用したから。
この時の三橋くんは「たっ、田島君は、オレを、頼ってくれ!」
(阿部君いない分 は、みんなでかんばるんだ…!)
と、
むしろ強い気持ちで打者に立ち向かっていました。

これまで、初戦で桐青を相手に限界ギリギリまでの力を出してピッチングした時も、
あるいは中学時にチームメイトに白眼視されながら、3年間全敗する程つらい試合を重ねていた時も、
三橋くんはどんなに苦境でも、ほとんど全く四球を出さずに乗り越えてきました。
……三橋くんが動揺してボールをコントロールできなくなったのは、これが初めてかも。
本人は自覚がないけれど、まさに”気持ちが切れた”という状態……?
三橋くん自身と後ろを守る西浦ナインが、初めて味わう戦慄と焦りが伝わってきました。

緊張して固くなった栄口くんは、凡フライをまさかの落球。いつも守備は堅い子なのに……。

●三橋(キンチョウ、だ。栄口君も、オレも。阿部君いないから、キンチョウ。
栄口君も、阿部君いないから?  阿部君の、せいなのか?  オレの、せい

そして「ワンナウト――!」と大声で声をかける三橋くんと、それに驚いた後、次々と答える西浦ナイン。
三橋オレがみんなを、落ちつかせられる。オレが大丈夫なら、みんなが大丈夫。
オレが、エースなんだ!


……この一連のシーンはマジで感動して涙目になりました。とゆーか読む度涙目に。…スミマセン、キモくてorz
「エースになりたい、エースになりたい」と口癖にように言ってきた三橋くん。
だけど「エース」とは、ただマウンドに一番長く立っている投手ではなくて、
ナインの精神的な支柱であり、みんなを落ち着かせ、みんなを鼓舞する人間だということ。
(中心(みはし)が大丈夫なら、周り(オレたち)はあきらめねェ!)
この田島くんの言葉が全員の気持ちを代弁しています。
「ホントのエース」ってなんなのか、ここで初めて悟った三橋くんの後ろ姿に、感動で震えました。

気合いの入っている岳史くんを打席に迎えて、(オレだって)と三橋くんは思うものの、
一瞬、絶望的な今のスコアが脳裏を霞めます。
それでも(オレだって、あきらめない!)と自分で気持ちを立て直して。
無意識に田島くんのサインに首を振ってしまいキョドったけれど、
(首振ると、次のサイン、くれるんだ)(首振るのは、投手(オレ)の役目なんだ)と初めて気づいて。
(あたり前のことなのに、オレは今まで、阿部君だけに、責任、おわせてたってことか)

「全部、阿部君の、おかげだ!」
ことあるごとにこのセリフを口にしてきた三橋くん。
特に11巻~13巻まで、ひぐち先生は何度も何度もこの伏線を張り巡らしてきました。
「阿部君のおかげ」というのは、一見、全幅の信頼を寄せ、深く感謝し、心から尊敬し、
お互いを認め信じ合う理想的なバッテリー関係のように見えます。
三橋くん自身もそう信じて疑わず、この関係を幸せだと満足していたことでしょう。
でも「全部阿部君のおかげ」は言い換えれば「全部阿部君のせい」にもなってしまう。
三橋くんにそんなつもりはなくても、全部の責任を阿部くんに負わせていた。
(オレは、イロイロ間違ってた。全部これから、がんばるんだ!)

岳史くんをサイッコーのカーブで三振で封じた後ベンチに戻る間、
次々と「ナイピッチ!」と三橋くんに飛びかかってだんごになってく西浦ーぜ達。
あまりにも可愛すぎて、その嬉しくって興奮している彼らの胸中を思うと私もまた涙目。←

ベンチに戻った三橋くんは、阿部くんの元へ。
目が合ってビクーッとするけれど、いつもと違って異様にキョドったりせず、すぐに落ち着きます。
「……う、打たれた、よ」と阿部くんに報告する三橋くん。
本誌掲載時の感想にも書きましたが、今やナインの精神的支柱になれた三橋くんにとって、
精神的な拠り所というか自信と安心の源は、やはり阿部くんなんだな、と感じました。
三橋(怖がったり尊敬してるだけ、は、バッテリーじゃ、ない)
ここから二人で話し合って、関係が少しずつ変わっていって、より良いものになっていくんだな、とジーンとしました。

●一方、岳史くんにも涙を誘われました。
最後の打席だ。悔いのないように思い切り振る!)
(駆け抜けることだけ考えて、とにかくベースを踏むんだ!)
(これで野球に、ケリつけるんだ!)

前の打席では、阿部くんの負傷を目の当たりにしてイップスになり、一塁を踏めなかった岳史くん。
悲壮な決意を胸に「最後の打席」に立ったけれど、(一回も、振れなかった)
なんだかとても、気の毒な子だなぁ……と。

9回裏の投手交代を告げる滝井監督に、
「今日はこのまま最後まで、匠に投げさしてやりたい!」と思っていた岳史くんはぱっと匠くんを見ます。
すると匠くんはニッといい笑顔。
匠くんがマウンドに登った直後は、「今日も匠は立ちあがりダメか」
「直正はわかってくれたのに、なんで岳史はわかってくんないんだ」

お互い不満を抱えてギクシャクしていたこのバッテリーですが、
気持ちよく投げさせようと不器用なりに一生懸命尽くしてくれた岳史くんの思いが、
匠くんにも伝わったんですね。少しだけ救われた思いがします。



……どんだけ長く書けば気が済むんだorzorz
感想文、まさかの3日跨ぎに……。
でもクライマックスなので思うところもたくさんあり……。
9回裏、西浦最後の攻撃は、また後日の日記で……。どうぞお許しをorz
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