2010_03
11
(Thu)19:43

奇策失敗

ただ今、日本プロ野球(NPB)はオープン戦の真っ最中です。

野村克也監督から、ブラウン新監督(広島カープ前監督)に変わった楽天イーグルス。
セ・リーグのことはほとんど知らないワタクシですが、
ブラウン監督の得意技と言えば、「ベース投げ」そして「内野手5人シフト」というイメージが強くありました。

その伝家の宝刀(?)をブラウン監督が満を持して披露したそうですよ。

これぞマジック?奇策破られたけど記録残らず(スポニチ3月11日付)
ブラウン名物「5人内野」 古巣・広島に破られた(中日スポーツ3月11日付)

だ、大失敗だったんすか……orzorz


「内野手5人シフト」とは、内野手5人外野手2人(つまりの外野手の一人が内野を守る)シフトのこと。
終盤で同点もしくはリードを許していて、無死または一死でランナーが三塁にいる場合、
どうしても1点も取られたくない時に行う戦術だそうです。
私は実際に見たことは一度もないんですが、メジャーリーグではたまにあるみたい。
近年のNPBだと、ブラウン監督のみがこの戦術をとります。
広島時代にはこの「奇策」を計5回実施していて、
>このシフトをとって、暴投などで点を取られたことはあるものの、
>ヒットを打たれたことはおろか外野までボールを飛ばされたこともない。

んだそうですよ。

昨日の楽天イーグルスのオープン戦は、ブラウン監督の古巣である広島カープが対戦相手。
私はこの目でその試合中継を見ていないので詳細はわかりませんが、
スポーツ新聞のWEB記事を総合すると、こんな試合展開だったようです。

4回に山崎選手の2ランHRも飛び出し、
8回終わって、5-4のリード♪

9回表、新守護神モリーヨがマウンドへ。

モリーヨ投手はドミニカ共和国出身で、この春イーグルスへ新加入。
なんと最速104マイル(約167.3km)の速球を投げるそうで、
この速度が実際にNPBの試合で計測されたら、
クルーン投手の球速162km/h(日本プロ野球最速記録)を更新しちゃう! すっごーい!
コントロールに難あり、という噂だったけれど、
「楽天キャンプわしづかみ」(CSチャンネルのスカイAで放送)インタビューでは、
佐藤ヨシ投手コーチが「思ったより枠にいっている」と胸を撫で下ろしていたし、
触れ込み通り、球速と球威はかなりあるみたいだし、守護神として確立してくれれば助かるわ~♪

四球+バント処理悪送球で無死満塁orz→押し出し四球で同点orzorz
も、もりーよ……。

ブラウン監督が、ライトをベンチに下げて内野手と選手交代。
お得意の「内野手5人シフト」キタ――!!

対するバッターは広島の喜田選手(左打者)。
モリーヨの豪速球で押せば、引っ張ってライト前へは打てまい! という監督の算段。

モリーヨ投手が投げた直球は、真ん中寄りの絶好球orz
喜田選手は簡単にはじき返し、一二塁間を華麗に抜いて、ボールは無人のライトへ転々……。
走者一掃の三塁打で、一気に3点取られて5-8orzorz

♪ま~つりだまつりだまつりだ、劇場まぁつぅうりぃ~\(^o^)/♪

殊勲打の喜田選手曰く、
「自分が“あれ”をやられるとは思わんかった。だってオレ、引っ張り(打者)ですよ」
…………ぶ ら う ん か ん と くorzorzorz
つい数ヶ月前まで指揮していた選手…だ、よね……?

この後さらに2点を取られて、5-10。

9回裏、楽天は2点を返して、なおも1死満塁。
ここで雨が激しくなり、8回降雨コールドが成立。
つまり8回の記録までが生き、9回はなかったことに。
9回表の広島の6得点も、9回裏の楽天の2得点も、すべて幻と消えました^^;。

この結果、モリーヨ投手の6失点(自責2)も消え、
楽天は3連勝でオープン戦首位に浮上。

これって強運♪ と喜んでいいのか、orz ←このポーズで固まるべきなのか……。
まさしく「勝ちに不思議の勝ちあり」ですな。
……ぜんぜん喜べねーorz

野村前監督も「奇策」で有名なお方ですが、
もしもノムさんが指揮をとっていて、同じ9回表無死満塁の状況になったら……
恐らく9割ぐらいの確率で、モリーヨ投手を下げて左投手をリリーフに送っていたと思います。
だって、ノムさんは強固な左右病だから^^;。(=左打ちの喜田選手だから左腕をぶつける)
それに四球が大っ嫌いだから、我慢できずにリリーフにすぐ変える気がしますw
(そのために、楽天ブルペンはいつもてんやわんやだったけれど;;)
それでこの大ピンチを凌げるかどうかは……ま、結果論なのでわかりませんが。
なので、どちらの策が良いとは私には言えません。
実は意外なことに、ノムさんってコッテコテの定石に則った戦術を好む監督なんですよねぇ。
ダブルスチールとか偽装スクイズとか、「ヒットを打たずに裏を掻いて点を取る」戦法が目立ったから、
奇策の印象が強いんでしょうけれど。

ブラウン監督の内野手5人シフトの奇策は、
「投手が外野まで打たれない」&「内野手が堅守」という条件が必要になりますが、
実は、投手陣は四球が多くて、野手はあまり守備が堅くない楽天イーグルスの場合、
ご使用は計画的に、ということでしょうか。

それでも一応今のところオープン戦首位だし、今後の采配に期待しています。
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