本日発売の、月刊アフタヌーン2010年3月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想です。
今回は、第76回「まっすぐ!」。

ちなみに前回の感想はこちら→アフタヌーン10年2月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


発売4日前に某所でネタバレの文章を見て、
>も、も、萌えすぎて、しばし呆然……
とか
>萌えのトマホーク
とか意味不明なことをほざいておりましたが。
……やはり自分の目で見たら、モノスゲ衝撃の萌えでした……。


※野球素人の腐女子による「おおきく振りかぶって」のネタバレ感想です。
 以下、腐った妄想が溢れています。
 腐った妄想が溢れています。(大事なことなので2度言いました)
 お嫌いな方はご不快になる恐れがありますので、決してご覧にならないでください。
 野球に関する知識に勘違い・間違いがありましたら、ご指摘いただけると勉強になります! よろしくお願いします。








●漫画本編……の前に、見開きの右ページには第13巻の広告が。
「最大のピンチは 自立のチャンス!」というアオリ文句と、13巻P.203がまるまる1ページ。
三橋(もう、気に、しないで、って)(勝って、言うぞ!)
あああ~、13巻最大のアベミハ萌えの大波シーンね~vv(13巻感想参照)


●さて、本編。
先月号のラストで、阿部くんは積んだブロックに腰かけた状態で、
3球だけ三橋くんのワインドアップ投球を捕ることが許されました。

阿部「1球!」
こう声を掛けられた瞬間、三橋くんはびびびびーっと体に電流が流れたみたいになってますvv
欄外のハシラにも「阿部のミットは5回戦以来。三橋の気持ちは盛り上がる!」とアオリが。
ああ、わかるよ! 阿部くんのデカイ声で「○球!」と声掛けてもらうのも久しぶりだもんねvv
(とはいえ、作中では1週間しか経っていないけれど・苦笑)

三橋くんが阿部くんの声掛けで痺れたシーンは、桐青戦(原作6巻最終頁)でもありましたね。
「あと3回だ! 頼んだぞ!」と言われて、びびびびっと震え「うん!」と力強くお返事。
阿部くんに頼りにされているのが嬉しくって感激していたっけ。
やっぱり三橋くんにとって阿部くんは特別なんだなぁ、と思ったり。←アベミハ脳なもんでw

●振りかぶって投球モーションに入る三橋くんの頭の中で、モモカンの声が流れます。
(グローブの甲をキャッチャーに向けて)
(握り見せない! 脇しめる!)
(プレートに足置く向き注意して)
(振り上げる足はうしろへ入りすぎないように――…)

三橋(阿部君に、まっすぐ!)

スパアンッと、すっごくイイ球が阿部くんのミットに……!

受けた阿部くんも、見守る田島・モモカン・花井も、ビックリして目が丸くなってます。
田島と花井のキャッチャーペアルック萌え~vv(はいはい、わかったわかった^^;)
このコマ、2人の間に立つモモカン姐さんに場所移動してもらいたい……と思った私はハナタジ脳(スミマセン;)

阿部「ナイボッ」
三橋(い、いい音っ)
阿部(久々だから、じゃないよな)
2球目も、スパアンッ
三橋(キ、モチ、イイ)

ぎゃああああああああ!!!(萌えのトマホーク弾1発目、直撃・笑)
みみみみはしくん……っ、紅潮した顔でなななんてヤバイ単語を……!
ちょ、あの、アニメ3期はいつから始まりますかっ!?
この三橋くんの問題発言をアニメの代永さん声で聞けるのはいつっ!?(おちつけw)

先月号のアベミハクッキングの、深読みするとえろい会話(笑)、
阿部「………まだ?」
三橋「まだ」
阿部「なー、まだ!?」
三橋「まだ、だよっ」
阿部「わあ、皮がっ」
に引き続き、今月号もまた放送禁止セリフですかっ、ひぐちセンセー!?
やばいやばい、やばいっすよコレは!(←お前の脳味噌がヤバいよ)

やっぱしピッチャーとキャッチャーの間で交わされるタマの交歓…もとい、
球の交換=ピッチング練習って萌えるわああああvvv

●HENTAI腐女子の妄言は放置して、と。
モモカンのモノローグで、三橋くんのピッチングフォームの解説が入ります。
(今まで三橋君は、左足と一緒に腰が出ちゃうフォームだった。
下半身の強さには問題ないだろうに。
ヒップファーストとか、重心を溜めると説明しても、なかなかできなかった。
それが、振りかぶることで微妙にタイミングが変わって、
足を踏み出すまで後ろに体重を残せるようになってる)

ここで、左足を着地する直前段階の、従来のフォームと現在のフォームが並べて描かれてます。
(あとの問題は、気負いすぎて上体にムダな力が入っちゃってることだったんだけど。
阿部君のケガ気遣ってるのか、それとも信頼のなせる技なのか、
いいカンジに力みがとれてる!)


そりゃ間違いなく信頼のなせる技でしょう!!vvv
それにしても、なるほど~!
今までの三橋くんは、体重が軸足に残せてなかったのかぁ。
だからそれほど球威がなかったのね。

入部当初は最速101km/hしか出せなかった。

3ヶ月間の角材ワインドアップ(片足立ち)で体幹を鍛えた。

全力投球で10km/h(?)ぐらい球速アップ。
そして今回のフォーム変更で重心を溜めてから体重移動できるようになったら、さらに球速が増しますねvv
前日にはモモカンに「はっきり言って、振りかぶることのメリットは、ない!」と言われていたけれど、
三橋くんの場合はいい方向に効果が出そう♪

ちなみに、PASH!のおお振りムック本には、アニメの三橋くんのピッチング連続写真が載っているんですが、
このフォーム、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手を参考にしたそうですね。
おお振りFANBOOKのキャラクターデザインさん&アクション作画監督さんのインタビューより)
どうりでなんか見覚えあると思ったw
でも、ちょっとずつフォームも変わっていって、三橋オリジナルなフォームになったらしいです。

●3球目もスパアンッと会心のまっすぐが阿部くんのミットに収まり、
阿部くんの左手もジインと痺れてます!
三橋(これで、いいのか!)
三橋くん、ワインドアップのコツを掴んだみたい!
阿部「監督、数 投げさせてもいーすか!?」
モモカン「うん!」と即OK。
そのまま20球投げた後「うん! 今日は振りかぶって投げましょう!」ということに。
三橋くん、良かったねぇ♪

●……と、ここで野球素人の腐女子の目から見て、ちょっと気になった点が2つ程あるんですが……。
実際に野球もピッチングもやったことないので、めっちゃ見当ハズレな失笑モノの疑問なんですが。

【疑問その1】ピッチャープレート(投手板)の上に右の足裏全体を乗せているけど、いいの……?
13巻の巻末おまけにも書いてあるとおり、
「投手板に触れないで打者に投球した場合」は反則投球になります。
なので、ピッチャーは投球モーションに入る時、必ず投手板に軸足の一部が触れていなければなりません。
で・も。
足の裏全部が投手板の真上に乗ってたら、スパイクが滑って安定しないと思うんだけど……。
エッジング(片足を上げた後、軸足の裏の内側をプレートのホームベース側へ食い込ませるように蹴って体を押し出す。重心移動をスムーズにできる)も利かせられないし。
(※エッジングは使わない投手もいます)
それにワインドアップの場合は、右投手なら左足を後ろに引く→左足を上げ、右足立ちでサード方向へ体を向ける、
つまり右足(軸足)が爪先を軸に90度回転する感じ、ですよね?
その時、投手板の真上に乗ってたら、グラついたりしないのかしら?

ググって調べてみたところ、投手板の踏み方には下記の2つのパターンがあるようで。
1)プレートの横に平行に、軸足の小指側をくっつける。
2)プレートを半分踏む。
 (スパイクの内側の金具をプレートにかける感じ?エッジングを利かすため)
1)はセットポジションの時によく使う。
2)でもマウンドの状態がよくない(マウンドと投手板とに段差がある)ときは不安定になる。らしい。
気になったので、おお振り13巻の投球シーンを見直してみましたが、
1)プレート横に足をくっつけてる、に見えるコマもあるし、
足裏全体でプレートの真上に乗ってるように見えるコマもある……。
13巻おまけの解説ページは、2)半分踏む、と足裏全体、の両方ありました。
もっと気になっておお振り2巻(最初の試合)も見直したけれど、
プレートと足の位置は描いてなかった……。(暇人めw)

ホントのところどうなんでしょう?? 教えてエ○イ人…投手経験のある方!

【疑問その2】ワインドアップをマスターするの、早すぎません^^;?
三橋くんがワインドアップで練習したのは、合宿3日目の午後に50球
+合宿4日目(今日)の朝に15球+阿部くんのミット目掛けて20球、で
合計85球……?
たったそれだけで、いきなりワインドアップが試合で使える程までモノにできるんでしょうか?
プロでも、フォーム変更するとモノにするまで制球などで四苦八苦するのに。
特に三橋くんは器用な天才タイプじゃなくて、地道な毎日の努力でコツコツと身につけるタイプ、
という印象があったので、予想以上に早い修得にちょっとビックリ。
まぁ、試合中ずっとワインドアップで投げてたわけじゃないし(ランナーがいるとセットポジション)、
試合で3点取られてるし、田島捕手の配球が未熟なのを差し引いても、
まだワインドアップは完全ではない、ということなのかな?

……つーか、漫画ですものね。野暮なこと考えるなと^^;。

●練習試合。対鴻巣中央。
MAP開いて鴻巣の場所確認した方、挙手ノシ(笑)
ここまでどうやって移動したのかな? 電車かなぁ?

この試合では、攻守でレフト西広くんが大活躍♪
レフト前ヒットを素早くショートに返球して、ホームで封殺! 失点を防ぐ!
……小柄な田島くん目掛けて本塁へスライディングされると、
ふっ飛ばされたりケガしたりしないか心配でハラハラしちゃう><。
「ナイレフトー!」
西広「やった!」ガッツポーズvv

攻守交替でダーッと元気よくベンチへ戻る西広くんvv
サード水谷「西広、はりきってんな」
西広「え。いや、だってさ。新人戦、オレ多分出れるだろ。やっぱ嬉しーよ。阿部には悪いけど」
阿部「別に悪くねーよ。でも治っちったらゴメンな」
三橋くん、歯に衣着せぬ会話にビックリして帽子が宙に浮いてます(笑)。
西広「ゴメンてこたないけど、秋大までは休むだろ?」
阿部「おう! 秋大には治るよ!」
三橋「!!」
阿部「三橋、行くぞ!」
いそいそとブルペンへ向かう阿部くんも、バッターボックスへ向かう西広くんも、
すごくはりきってて楽しそうvv この会話してる間もずっと笑顔ですw
そりゃ、西広くんは自分がどんどん野球上手くなっている、成長してる! と今まさに実感してるし、
三橋中毒の阿部さんは、念願叶って三橋くんの球キャッチし放題だし、
二人とも歓喜と興奮の真っただ中でしょうね♪
てゆーか、阿部くん。キミほんの2日前は千代ちゃんがくれた氷のうを膝に当てつつ、
「動かすだけで熱 持つのな。じっとしてっとジワジワくる」とかボヤいてたくせに。現金なヤツめww
そんな幸せの絶頂の阿部くんの左膝には、今もセーフティカップが装着されてますけどね!
(↑ツボったのでしつこく引っ張ります・笑)

沖・栄口・花井「西広いけーっ」「先頭でろ!」
巣山「阿部が治ると思うなよ!」
阿部(巣山…)←ブルペンで青褪めてるw
そんなチームメイトからの熱烈な応援を背に、
西広(これは練習試合。夏大のあの打席に比べたら、なんも怖くない!)
「抜けた!」
田島・沖・花井「せーのお! ナイバッチー!!」
西広センセー、一塁ベースでニッコニコ&両手でガッツポーズvv「うてた!」
西広くんって、こんなに熱い子だったのかぁ~。意外な一面vv
これ、西広くんの初ヒットじゃない!?
うっわ~♪ よかったねぇ~! 嬉しいなぁあ~vvv
西浦のみんなもスゴく嬉しそうvv

……そんな中。ただ一人。
水谷(えーとえーと。阿部はそうだよな。復帰すれば正捕手の座は間違いないし)
 (同じポジだからか? 応援している場合じゃない気分。
 オレあせってんぞ。てか、あせってんのオレだけ…!?)


よ う や く 危 機 意 識 が 芽 生 え た か!(笑)
夏大が終わったあの夜、子どもの落書きハニワ顔でぼーっとソファに寝そべってた時はどうなることかと思ったけれど。
これまで西浦ーぜ一人ひとりの精神的成長=「負けたくない」を描いてきたひぐち先生。
花井、泉、三橋、西広、とスポットライトが当たってきて、次はとうとう水谷くん!?
団体スポーツ競技をやっていて、しかも目指すは全国制は。
仲良しこよしじゃ、勝ち進めるはずがない。
レギュラー争いは避けて通れない道ですもんね。
部内の切磋琢磨とチームワークがいい方向に進んでくれれば、
西浦の一人ひとりがもっともっと成長していく姿が見れそう。楽しみ~♪

●練習試合は、西浦5-3鴻巣中央、で勝利!
田島くんのリードとか、誰が4番を打ったのかとか、詳しく知りたいところですが
まぁ練習試合に時間かけすぎると何年経っても1年の夏が終わらないので^^;、
その辺りは新人戦でじっくり描かれるのを期待します。


えー、この後まだ、お昼のお弁当食べて、西浦高校に戻って、
萌えのトマホークミサイルがもう1発、残っているんですが(笑)、
あまりに感想が長くなったので、アニメの水島監督インタビューなども含め、
続きは明日の日記で。
……実は今月号のおお振り、30ページしかないんですよ……。
なのになんでこんな長ったらしい感想になるのやらorz
今月号こそは感想2つに分けずに1つに収まると思ってたのになーorz

続きの感想はこちらです→アフタヌーン10年3月号 おお振り感想(2)
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