NHKの「天地人」第25回「天下人の誘惑」の感想、の前に。
テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル
「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史」を見ました!
昨夜も今夜も、途中からだったけど(涙)。
すっごくおもしろかった~!!
やっぱり渡辺謙さんはイイ!!
高橋克実さんも、犯人役の萩原聖人さんも、その他のキャストも、皆さんすごくいい芝居してたなぁ~!
吉展ちゃん誘拐事件の取調室、4人だけの密室劇なんだけど、
その10日間の各人の感情の機微が丁寧に描かれてて、ドラマにのめり込みました。
謙さんと克実さんとでただタバコをふかしてるだけのシーンでも、
めちゃくちゃ味があって、役の感情が滲み出てて素敵。
その煙草に火をつけるのがマッチからライターに変わっていったように、
「捜査の神様」と呼ばれた稀代の名刑事の捜査手法が、
時代が移り変わって大量生産大量消費の時代にそぐわなくなっていく。
三億円事件の捜査の途中、無意識に「おい、石……」とガンで死んだ相棒の名前を呼びかけるシーンも、
時代に取り残される孤独、やるせなさが出ていてたまらなかった。
犯人の老母が雨の中、土下座で「あの子を産んだおらを許してくだせぇ」と謝るシーンや、
克実さん演じる石崎刑事が、病床で警察功績賞の賞状をもらってボロボロ泣くシーン、
退官後、八兵衛がその犯人の墓参りに来て、盛り土に縋りつき泣くシーンは、
私も号泣でした。(またか…;)
きちんと感想を書くと相当長くなりそうなので、その他の感想は自重します。
役者さんの演技は鳥肌ものだし、
脚本は骨太で、刑事ドラマの原点=捜査の過程も満喫できたし、
小道具や衣装やCGに至るまで、昭和の空気をしっかり出していて、
ものすごく真摯に作られた、完成度の高い、素晴らしいドラマを見せてもらいました。
ああ、至福。
話がいきなり逸れましたが、本題に戻って、天地人の感想を。
※以下、腐女子が腐った視線で、ふざけた感想を書いております。
ご不快になる恐れがありますので、お嫌いな方はご覧になりませぬよう。
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