アフタヌーン14年5月号 おお振り感想
「おおきく振りかぶって」第109回「埼玉県大会10」の感想です。
……あれっ? 前回が「埼玉県大会6」だったから、↑今回は「7」のはずだけど……?
※注:最新号の感想ではありません。
前回の感想はこちら→アフタヌーン14年4月号 おお振り感想
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」
※野球素人ファンの腐女子による個人的な感想です。
原作を純粋にお好きな方、腐女子の妄想や筆者の文章がお嫌いな方は、
ご不快になる恐れがありますので、以下ご覧にならないでください。
野球に関する知識に間違いがありましたら、優しくご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!
今月号の感想は、ワタクシのハナタジ萌えの興奮に比例して、
やたらとピンク色の文字が多いので、あしからずご了承ください(苦笑)。
3回裏、西浦の攻撃中。
先月号のラストで、2死無走者から4番花井がツーベースヒット!
次の打者は、5番田島。てことは……?
ハナ→タジ
と萌えでわっふるわっふるしながら迎えたアフタ5月号は、
予想を上回るハナタジ祭り号でしたっ!!
●二塁打を打った花井くんを見て、モモカンも紅潮してお喜び。
同点に追いつかれた裏にすぐ1点入れられれば流れを戻せる!
千朶相手にシーソーゲームやれるなんて、私達の自信になる、と。
●そしてこっから5ページが、3月のアフタ発売時に、
>ハナタジ萌えでクラクラ眩暈がしましたっ!!(超笑顔)
と私が鼻息を荒くした問題の萌えシーンでっすvv
打席に入った田島くん、二塁上のランナー花井を見ながらモノローグ。
「花井やるじゃん!
打率も打点もオレのほうが上なのに、今日なんでお前が4番なのか。
“点を取れる打順”てだけじゃねぇぞ。
モモカンはお前を、4番打者に育ててるんだ」
↑この最後のセリフのコマは、ぶち抜き1ページで花井梓の全身が描かれているんですが、
これって熱く見つめている田島くんの目から見た花井、ってことよね?
なんかやけにカッコカワイくって、しかも頭のてっぺんから爪先まで舐めるように全身で、
田島の胸中を妄想するとニヤニヤしちゃうwww
そして欄外アオリには、
>オレ○○○○お前が○○。その意味をオレはわかってる。お前はどうなんだ花井。
↑アフタ発売日当時は、このように意味深な伏字にしましたが(笑)、正解は、
>オレじゃなくてお前が4番。その意味をオレはわかってる。お前はどうなんだ花井。
でした~www
初球、外のボール球のカーブに手を出したけど、三塁側ファール。
2球目を待つ間も、田島くんは相手ピッチャーより二塁上の花井に熱視線。
「花井帰して千朶の勢い止めなきゃ。
花井、あいつわかってんのかな。
モモカンはこの試合、お前のために打順を組んでるってこと」
2球目も、ボール球に手を出し、打ち損じてバックネット裏へファール。
(集中切れてる)と自覚した田島くん、靴紐を結ぶからと主審にタイムを要求。
●ということで、田島くんは2球目までの5ページの間に、
「花井」を3回、「お前」を3回、「あいつ」を1回、
とにかく花井のことばっかり連呼して物思いに耽っていますvvv
田島様ってばまったくもー、大事な打席で花井花井と常時花井のことばっかガン見して頭ン中花井でいっぱいでいーよいーよぉ~もっとどんどんやっちゃって~~♪←
崎玉戦(原作10巻)で、田島を意識しすぎてバッティングが乱れていた花井くんと、
ちょうど対になる描写ですねvv
ま、花井くんは悶々悩みまくって三橋くんに怒鳴っちゃったりもしましたが、
田島くんは自分で気持ちを落ち着ける術を知っているところが、差かな?(笑)
1巻からこれまでの田島くんの言動を見てみると、
花井が4番の働きを充分果たしていなかったり気後れしていたりすると、
「満足してんなよ」「三橋イジメてんなよ」「お前がビビってんなら、ぶっとばす!」
とキツイ言葉を投げかけたり。
逆に、花井が打つと我がことのように喜んで、
「2打点じゃん!」「花井、ひっぱれよ! お前の力、見せてやれ」
「榛名からホームランとか、お前スゲーぞ!!!」
と褒め言葉を手放しで伝えたり。
他のチームメイトが活躍してもエラーしても、田島くんは特別な言葉を掛けたりしないけれど、
花井くんに対してだけは、常に注目していて、どうしてもなにか言いたくなるようですね(萌)。
4番を花井からすぐ取り返せるのは「バッカそんなのぜんぜんつまんねェよ!」、
けど、「いーなーいーなー、ランナーいっぱいいていーなー花井は。
ホントならオレがそこに立ってるのに、あー4番はいーなー」
とジトーンと据わった目で睨んだりもw
同じ立場(打順や守備位置)を争うチーム内のライバルに対して、
西広くんが三振してホッと安心した水谷くん(涙)とは違い、
田島くんはライバルの活躍を喜び、自分と対等に競争してくれることを望んでいるようです。
かと言って、花井に4番を奪われるのは心中穏やかでない。
どうやら田島くんは「4番」であることに強い拘りとプライドがあって、
モモカンが花井を4番に育てようとしていることに、危機感と焦りを感じているみたいですね。
花井くんは、田島は才能に溢れていて自分は敵わない、と自らを格下に思っているようですが、
逆に田島くんから見れば、花井の恵まれた体格、そして長打力は、
自分がどんなに切望しても練習しても手に入らない、「4番らしい素質」です。
特に野球というスポーツにおいては、長身や体格が重要なファクターであり、
それもまた「天賦の才」ですもんね……。
お互いに自分に足りない・欲しいものをライバルが持っている、ないものねだりな関係。
いやぁ、ライバルっってほんっとうにイイもんですねぇえ~(*´д`*)vv(※映画評論の水野氏の口調でw)
●私だけが楽しいハナタジ萌え妄想はおいといて。
タイムをとってスパイクの靴紐を結び出した田島くんを見て、
三橋くんはハッとし、「バッター! サードランナー!」
三走いねーぞ、勘違いしてっか? と訝る阿部くん達。
それに気づいて真っ赤になる三橋くんだけど、それでも再び「サードランナー!」。
ランコーの泉くんも、あっと気づいて打席の田島くんを見ながら、「サードランナー!」。
9組ランチ回想で明らかになりましたが、
そっかぁ~、緊張した時にリラックスする条件付けとして、
田島くんは「寝る前にスパイクのヒモの穴数えて」たんですねぇ。
ハマちゃん「その方法試合中使ったことあんの?」 泉「お前も緊張とかしたりすんの?」
と尋ねられて、田島「んー、しても得ないからなァ」と答えてるってことは、
これまでの試合では、どんな場面でも緊張しないようにセルフコントロールできていたけれど、
その神メンタルの田島様ですら、リラックスの儀式を必要とする程、
花井を意識しすぎて心を乱していた、ということね?(萌)
そんでもって、「泉けっこー緊張しい?」と訊くハマちゃんに萌え~~vvv
久々の登場シーン! 久々のハマイズ♪
そして、緊張とか「そーゆーのない」「投げらりゃいんだもんな」
「阿部がいりゃー大丈夫ーってことかあ?」←ハマちゃんナイスセリフ!
と9組の面々に言われていた三橋くんも、4回表が始まる前にマウンドで靴紐の穴を数えて、
「キンチョー、しない時ない、のかも。投げらんない、より、いいだけだ」
実はいつも緊張していたってコト!?
それは意外な新事実! 私も三橋くんは緊張しないんだと思っていました。
いやもちろん、“マウンド降りたくない”という、緊張よりもっと強い強迫観念で、
必死にマウンドにしがみついてるのは知っていましたが。
でも、ピンチの場面でピッチングに迷いや弱さも出ないのは、
ピッチング時は投げることに没頭していて、緊張も感じなくなるからかな? と勝手に想像してました。
●三橋&泉の「サードランナー」連呼で、打席で笑って肩の力が抜けた田島くんだけど、
千朶の谷嶋捕手に気持ちの乱れを看破されて、
3球目、さっきと同じコース・同じカーブを打ち上げ、フライアウトでチェンジ!
谷嶋(あの体型で夏はずっと4番まかされてたのが、今日イキナリでかいやつに4番取られたんだ。
焦んなっつわれてもムリだよな。オレもチビだったから、その気持ちよーくわかるぜ)
なるほどねぇ。さすが名捕手の観察眼!
一方、西浦ベンチのモモカンは、勝ち越しチャンスを逃して(そうきたか…!)
一般的には4番だと打率が下がるものなのに、花井くんは中学も4番だったからプレッシャーはなさそう?
田島くんのほうがプレッシャー感じてるかも。とベンチでの二人の様子を見守ってます。
モモカン(いーよいーよぉ。試合は厳しいけど2人の関係はヒジョーにいい!)
私もそう思いまっす! モモカン姐さん、いつもハナタジ囲い込み、アザーッス!!(最敬礼)
●4回表、名捕手・谷嶋の観察眼と、阿部くんとの読み合いが見ごたえありましたね~!
先頭打者の6番大迫くんは、
ナックルカーブ空振り→まっすぐ空振り→まっすぐライトフライで1死。
千朶ベンチへ戻る途中、ネクストの谷嶋くんに「ストレート伸びるぞ」と助言。
谷嶋くんは、伸びるって緩急差で速く見えるってことだろ?
でも打ち上げさせるための球なら、ストレートは高目が多いはず、と予測。
●7番長谷川くんは、
カーブをボール→同じコースにまっすぐストライクで、速く感じると驚き。
阿部(130にも届いてないのに、普通に“直球”として使える。
この試合、ほんとにすげー学ぶこと多いぞ!)
3球目は同じコースにシュートをファール。変化球をストレートのタイミングで打たされてます。
1B2Sで、ナックルカーブを空振り三振!
美丞戦で温存していたまっすぐをどんどん使って、落ちる球(ナックルカーブ)で配球に余裕ができて、
緩急差も効果的に使って、ここまで三振6個。
前2人の打席をじっと観察していた谷嶋くんも(ああ、こいつのリードすんの、面白ェだろうなァ)。
ですよね~?vvv
試合中に見切られそうなほど遅い“まっすぐ”と、
コントロールに不安のあったナックルカーブを決め球にして、
速度の緩急差や絶妙のコースを突くコントロールで、強力打線を打ちとっていく。
こりゃもう配球オタクな捕手には垂涎ものの逸材ピッチャーですわよ。
阿部さん、三橋くんが谷嶋くんに狙われてるみたいだから気をつけて~~www(違)
●2死で8番谷嶋くん。
初球、スライダーを見送ってボール。
捕手がわざとバッティングカウント作ってんのかも、と気づきます。
2球目、まっすぐでストライク。
1打席目と同じ配球は考えにくい、という裏をかいて、同じ配球。
まっすぐをじっくり見た谷嶋くんに、
阿部くんは千朶チーム内でいよいよ“まっすぐ”は捨てるよう統一したか? と予想。
3球目、カーブでボール。2B1Sでわざとバッティングカウントに。
今のは見せ球、次はストレート、と見切った谷嶋くんは、
左上コースの“まっすぐ”をカットしてファール。
谷嶋(…浮く? まァ物理的にそんな球はありえないわけだし。この球ならカットで逃げられる)
2B2Sの並行カウントで、4球目は、
三橋(カットにきても、スタンドには、入れさせない!)と気合の入った“まっすぐ”!
バシィッと外角に決まって見逃し三振! チェンジ!
……と、阿部くんがマウンドを見ると、投げ終わった三橋くんがコケて地面に手を付いている!?
スクッとすぐに立ち上がってベンチへ戻るけれど、
阿部(…なんで転んだ?)と目を見張って冷や汗。
最後の欄外アオリ「阿部が感じた、漠然とした不安の正体は」
と気になる引きで、次号へ続く~!
ああん、気になる! 心配!
ホントになんで転んだんだろ?
三橋くんが自宅で踏み込み幅を狭くしてこっそり夜の自主練習をしたことが、
なにかしら良くない影響を及ぼし始めた……? とかじゃないことを祈ってます~><!
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