2013_10
03
(Thu)19:54

アフタヌーン13年11月号 おお振り感想

遅くなりましたが、9月25日発売の月刊アフタヌーン2013年11月号掲載、
「おおきく振りかぶって」第104回「秋季埼玉県大会2」の感想です。

前回の感想はこちら→アフタヌーン13年10月号 おお振り感想
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


※野球素人ファンの腐女子による個人的な感想です。
原作を純粋にお好きな方、腐女子の妄想や筆者の文章がお嫌いな方は、
ご不快になる恐れがありますので、以下ご覧にならないでください。
野球に関する知識に間違いがありましたら、優しくご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!







●本編の前に、コミックス22巻、11月22日発売の広告が1ページ。
「これは来年の夏につながる試合。勝ってオレらは甲子園に行く!!」
というアオリと、内容説明が3行。そして載っている一コマは、
アフタ2013年1月号の凛々しい三橋くん。
「でも、オレがエースだ。勝つ気で投げる!」
22巻はカッケー三橋くんと、カッケー阿部くんと、花井くんの大活躍が見られますね~vv


●さて、本編。
秋季県大会、西浦の1回戦の相手は、埼玉県No.2の強豪校・千朶。
試合は現在1回表、千朶の攻撃中。
1死二塁で、打席には千朶の最強打者・櫻井くん。左打ち。
欄外アオリには「強豪・千朶相手に初回から大ピンチ!
ここを抑えなきゃあっという間に持っていかれる!」


千朶打線について阿部くんのモノローグ。
・1番は外角シュートを、2番は外ボール球から内に入ってくるシュートを、
 どちらもイキナリ1球目で打った。
・美丞戦のビデオを全員で見て準備してきてる感じ。
・けどオレらも櫻井に関しちゃ6試合分のデータがある。
また、阿部くんが解説する櫻井くんの特徴は、
・内も外も打てるオールラウンダー。
・長打力もあり、夏大でのHRは3本。選球眼も良さそう。
・ARCとの決勝戦で、外のスライダーを空振り最後のバッターとなった。
 試合後の号泣がずっと(TVに)映っちってたのは気の毒だった。

以上を踏まえ、櫻井くんへの初球はストライクを避け、コース気にせず高めの速い球。1ボール。
櫻井(ビデオより速く感じる…。まァアレから1ヵ月たってるしな)

2球目も”振ってくれればもうけもの”の見せ球。
カーブ、と思って櫻井くんが振りに出ると、大きく落ちてワンバウンドのナックルカーブ!
空振りでカウント1-1。
(え!?)(は!?)と目を見張る櫻井くんと、千朶ベンチのナイン達。
阿部(うわ、みんな見てる。ベンチの集中力スゲーな。でも、1球で印象づけられた)

3球目、櫻井くんから三振取るのは難しいので、カウント1-1でも欲はかかず、
同じところへ普通のカーブ。
櫻井くん空振って、カウント1B(ボール)2S(ストライク)。
ストライク先行でピッチャー有利のカウントに。
モモカン(このカウントは攻めていい。けど、一気にいくのは危険だからね!)
櫻井くんは、あの落ちる球(ナックルカーブ)がもう1球来るか?
ストレートもあり? でも美丞戦じゃ6回までほとんど変化球だった、と考えています。

4球目、高目のまっすぐ! ブアッと豪快に空振って、バッターアウト!
フォロースルーの三橋くんの右足(軸足)が、ちゃんと「ぐるんっ」と前に出てきてますよ。
百枝コーチが三橋くんにピッチング指導した際
>ちゃんと体重移動できてると、力いっぱい投げた時は、
>フォロースルーの後、軸足は前に出てくる

って言ってましたもんね。

西浦内野陣(三振!) モモカン(できすぎ…) スタンドの西浦母達「ナイピーッ」
千朶の須永監督(ナイスリードだな。
 1つ決め球があれば、軟投派でもこうやって櫻井だって切ってとれるんだ)

阿部(喜びすぎない。油断しない)と気持ちを落ち着け「ツーアウト!」

●2死二塁で、4番江口くん。右打ち。
阿部くんの見立てでは、江口は夏はベンチ入りしておらず、データはないけど、
背番号もでかい(13番)ので、実力的に櫻井より上ってことはない。
初球は、どんな打者か見るため外角にボール球。
江口くんは、ばっとバントの構えを見せたものの、バットをサッと引いて、1ボール。
阿部(セーフティ? 2死だぞ) モモカン(内野は定位置で問題ないよ)
セーフティバントは構えだけで、揺さぶりを掛けているにすぎない、という判断ですね。

2球目、1本ヒットが出れば先制されてしまうので、ボール球を振らせる意図。
しかし再び江口くんはバントの構えから引いて、2B0S(ツーボールナッシング)に。

ボール球じゃくさい所をついても見られてしまう(振ってくれない)ので、
3球目、まっすぐ! 江口くん、高く打ち上げピッチャーフライ。三橋くんが掴んで、アウト!
初回の大ピンチを、0点に抑えました~!

●三橋母「もードキドキしてつらいーっ」とスタンド席も大喜びw
西浦内野陣はベンチに駆け戻りつつ、三橋くんに「ナイピッチ!」
巣山「1・2番にカンカン打たれた時はどーなることかと思ったぞ!」
三橋「オ、オレもっ」←笑
田島「やーいい投球だった! 配球もよかった! ナイピッチーッ」
↑最後の一言は阿部くんへ向かって叫んでますv
阿部(まだ1回抑えただけだ。けど、この回は浮かれてもいいくらいの内容だったよな?
 技術的な成長はともかく、あいつ(←三橋)には強い相手とやる緊張とかねェのか)

まったくだよ。
三橋くんはいつもと変わらず淡々としたマウンド捌きで、気負いも緊張もないみたい。
ホントに驚くほどの強心臓だよね~……!

キャッキャと喜びながらベンチに戻る西浦ナインの背後で、ズバンッと大きな捕球音。
思わず全員振り返ると、マウンドでは千朶の先発投手・遠藤くんが投球練習中。
胸はムキっ、太ももはむちむちっ、肉感的な愛されボディ☆(←おい待て)
その豊満なナイスバディに…繰り出される重そうな速球に、西浦ナインも目が釘付け。
花井「あのピッチャーが榛名さんより上だと思うか」
「思わねェ!」 他の西浦ナインも口々に同意。
花井「千朶はジャンケン勝って先攻とるチームだ。
 当然初回に先制パンチくらわすつもりだったんだ。
 それが出ばなくじかれて多少なりともリズム崩してるハズだ。
 こーなったらこっちが先制してやろうぜ!!」
「おおっ」
と大きな返事で、気勢を上げる西浦ベンチ。いいよいいよー!
今までは、こういった冷静な状況分析とポジティブな声掛けをするのは、モモカンが多かったけれど、
花井主将自らが前向きな考えをチームに鼓舞していて、頼もしい成長を感じますねvv
……って、ちょっと待った!
カッチョイー長文セリフでさりげなーく流したけれど、
「千朶はジャンケン勝って先攻とる」って、つまり今日の試合前ジャンケンもまた負けたわねっ!?
息をするようにジャンケンに負ける安定のハナイwwwwwww
何よりそこを成長してくれ^^;。

●1回裏。1番泉くん。
千朶バッテリーは、榛名からヒット7本、うちHR1本の西浦打線に、
本気モードのリードで、初回から飛ばしていくつもり。
榛名からヒット1本の泉には、初球、内にストレート。
泉くんはその球をスパァンッと打ち返し、詰まったものの、
ジャンプして手を伸ばす一塁手のミットをピチッと掠めて頭上を越える!
捕球に走るライトを見ながら、一塁ベースを蹴って一気に二塁へ!
泉くんのナイスランで、無死二塁! いきなりの山場が到来。
西浦ベンチで並んで「おお!?」と打球の行方を見るハナタジに萌え~vvv

●2番沖くんに、モモカンは打てのサイン。
千朶の谷嶋捕手は、内角ストレートをなかなか器用にヒジたたんで打った、
と泉くんのバッティングを評価。
打席に立った沖くんについては、武蔵野戦ノーヒットで打順が変わったか? と推察。
初球見送りストライク。2球目空振りで、ボールカウント2ストライク。
(ここが得点のチャンスかもしれない。三橋のできがいいのに潰したくない!)
と熱い気持ちで3球目を打ったものの、ピッチャーゴロでアウト、二塁ランナーも動けずorz

●1死二塁で、3番巣山くん。
巣山(最低進塁打だ。右方向へ打ち返す!)
榛名から1ヒットの巣山には、初球ストレート。
キンッと打ち返し、さっきの沖くん同様、少し三塁側のピッチャーゴロ。
(↑右方向へ、と考えていたのに、打球の行方はやや左方向^^;)
またも遠藤投手が反応してキャッチ……と思ったら、グラブの先に当てて後ろに逸らし、
ランナー三塁・一塁!(エラーではなくヒットがつきました)
※後日追記:
よーーく絵を注視してみると……泉くんは二塁にとどまっているようにも見えますね……。
もしかしたら二塁・一塁、かも? う~む判断に悩むな。
詳細は次回の感想にて。


西浦ベンチで並んで「ナイバッチー!!」とポーズ付きで声援を送るアベミハ、ミズサカに萌え~vvv
谷嶋捕手(今のもラッキーと言えるけど、ラッキーも2つ続いたら偶然じゃねーぞ)
ホント。私もビックリ。
想像以上に西浦ナインがボールを捉えて打ち返していて、いつの間にか打撃力もついてきたのかな?

●阿部母「さーくるよくるよー」
場内アナウンス「4番 ライト 花井君 背番号9」
デジカメ?を持った両手を高く掲げ、場内アナウンスを動画で録音する花井母www
息子の晴れ姿の貴重なアナウンス、記念に録っとかなきゃね~(笑)。

1死一・三塁で、打席には4番先輩・花井梓、参上!
(※↑後日追記:1死一・二塁、かもしれません)
花井(ここがこの試合の1つ目の山だ。間違いない!)
視線のまっすぐ先には、一塁側のネクストバッターズサークルにしゃがむ田島くんの姿が。
花井(まだ1死。ダブリさえしなきゃ田島に回る。
 あいつにランナーは残さねェ。おいしいとこ全部持ってってやる!


うひょ~~~vvvv
花井くん、強くなったねぇええ! カッコイーvvv
10巻の崎玉戦では、打席に立った時にドキドキはふはふ紅潮して、
「右打席だとベンチン中が丸見えなんだよ。チクショー田島! てめえちょっとむこう向いてろ!」
とか仔鹿みたいに震えながらカワイイこと考えてたのにね(ニヤニヤ)。
先月号の感想で私は、
>「田島を楽に」とかチームメイトのためを思って打席立ったほうが、
>献身的な自分の性格にあってて、肩の力が抜けて良い結果出るかもよ?(笑)

な~んて書いていましたが、ごめんなさい、所詮私はあまちゃんな女でしたm(_ _)m
男だもん、ライバルに勝って上に立ちたいよね!
田島くんからも「ビビってんなら、ぶっとばす!」って煽られてるし。
「田島を楽に」だなんて、ご隠居みたいな老成した消極的な考え方じゃなくて、
「田島にランナーは残さねェ」って勝ち気で強気に攻めなきゃ!
いや~それにしても、
>花井くんは今日、ネクストからの田島の熱い視線を背中に感じながら、
>(中略)田島は普段こういう気持ちで打席に立ってるんだな、と追体験したまえよw

なんて妄想していたけど、(実際には一塁側ベンチなんで背中じゃなくて真正面からの視線ですがw)
ネクストにちょこんとしゃがんでる小じんまりとした田島くんといい、
打席に立つと、どーしても田島を意識する花井くんといい、やっぱ萌えるわ~vvv
ラスト1ページ、眼福でした♪♪

ラストページの欄外アオリは、
「チャンスで打つのが4番の使命! 田島じゃなくてオレが、千朶から先取点を奪ってやる!!」

4番の使命、いつ果たすの? 今でしょ!!
ということで、”チャンスに凡退”が予定調和の花井くんではありますが、
今度こそ彼はやってくれるはず……!
きっと! たぶん。……だといいぬあ~……。(←おい、気を強く持て^^;)

花井くんへの期待に否が応にも興奮は高まりますが、
……10月末発売の次号は、単行本作業(11月22日発売の22巻)のため、休載です……残念。
仕方ない。
4番花井の大活躍を夢みつつ、もしもやらかしても田島様の大々活躍を確信しつつw、
10月25日は、アフタヌーンの代わりに、ハナタジ中の人DVDを堪能して感想書きます^^。←
関連記事

コメント

ゲッサンのタッチの続編見てたらああこれはないなといつも思ってしまう
強くなるって強豪でも苦しい練習があって試合でも楽な試合なんてない
熱くもない野球漫画なのになんで売れるのかと思ってしまう
まあそれとして花井っておいしいところで回ってくるwwでも打ってるイメージがないんだよな・・

2013/10/20 (Sun) 12:52 | | 編集 | 返信

コメントをありがとうございます

>ゲッサンのタッチの続編
「MIX」は未読なので私にはコメントしかねますが、
「タッチ」は十代の頃に読んで、青春恋愛漫画としては好きでした。

>花井っておいしいところで回ってくるww
作者様に愛されているキャラですよね(笑)。

>でも打ってるイメージがないんだよな・・
メンタル的に勝負弱い男ですからねー^^;。
でも実は、公式戦では4タコ(ノーヒット)だった試合はなかったし、
夏の大会の通算打率もなんだかんだで3割5分以上なんですよね。
それなりに打ってはいるけれど、
打ってるところよりも凡退している姿が強く印象に残ってしまうのかも。
(阿部くんも打率5割近いけれど、打てないイメージがあります)
漫画の展開上、メリハリをつけるために、気の毒な役回りになっちゃうんでしょうねw

コメントをどうもありがとうございました!

2013/10/24 (Thu) 06:47 | 杏月 | 編集 | 返信

熟読しました!

単行本派なのですが、11月22日発売の22巻を読んで、続きがどうしても気になってしまい、こちらのブログにたどり着きました。いや~コマが目に浮かぶような描写です。ちょくちょく遊びにきます!(今月号から本誌派になってもいいかもと思っております。)

2013/11/24 (Sun) 13:12 | DORI | 編集 | 返信

DORI様、はじめまして!

このようなネットの片隅のマイナーブログまで、ようこそお越しくださいました!
心より歓迎いたします♪

単行本22巻の続きを、このブログで少しでも補完していただけたのでしたら、
DORI様のお役に立てて、何より嬉しいですvv

>いや~コマが目に浮かぶような描写です。
わっvv 身に余るお褒めのお言葉です! ありがとうございます。
くどくど長ったらしく駄文を書き散らかしていますが、
なにしろ腐女子の腐ィルターを通した感想文なもので^^;、
かなり偏見と偏愛で歪んでいるかもしれませんm(_ _)m
アフタヌーン本誌で直接ご覧いただければ、
もっともっと燃えも萌えもいっぱいですよー♪
本誌派、オススメですvv

ぜひちょくちょく遊びにいらしてくださいませ!
またお気軽にコメントを頂けるととても嬉しいですvv

2013/11/29 (Fri) 19:16 | 杏月 | 編集 | 返信

ナウシカの巨神ヘイ

ぶっちゃけ大振りって終わると思いますか?
なんか一年たってないのにこの巻数・・2年になって新入部員が入ってくるんでしょうが腐女子だとイケメンの野球がうまいが妙にデレるとかツンとした中に一欠けらのデレに萌えるのかな?
腐ってやがる・・早すぎたんだ

2013/12/01 (Sun) 15:38 | | 編集 | 返信

どうした。それでも世界で最も邪悪な一族(※腐女子)の末裔か!

お返事が遅くなり、申し訳ございません。

>ぶっちゃけ大振りって終わると思いますか?

始まりがあるものは、必ず終わりがある。
「こち亀」は現在188巻、「ゴルゴ13」は170巻まで刊行されていますが、
いつか終わる日が来るでしょう。
宇宙でさえ、ビッグバンから始まって、いつか終わりを迎えます。
森羅万象の真理。
なので、「○○は終わるか?」という問いには、
「終わるでしょう。いつか必ず」とお答え申し上げます。

>なんか一年たってないのにこの巻数

「SLAM DUNK」は全31巻でしたが、
作中で描かれたのは、高1春~夏の4ヶ月間でした。
野球漫画には、巻数の割りに作中の進みが遅い作品が多いように思います。

おお振りについては、
「いつまで1年生が続くんだ」「早く2年、3年に進んでほしい」というご意見を巷で目にすることがありますが、
実は私としては、できるだけ長く連載が続いて欲しいし、
1年生のままであと10年、20年続いてもいい、と思っていますw
2年生に進級して後輩が入ってくるのも、それはそれで楽しみでワクワクしますが、
1年生10名の西浦にも愛着もあるのでvv
秋大や冬の地味なトレーニングや、なんならセンバツまでもじっくり見たいです(笑)。
西浦が主役の、ワクワクするような試合を見せてもらえるのなら、連載長期化も大歓迎です。

>腐女子だと(中略)に萌えるのかな?

どうでしょう? 私にはわかりかねます。
私はちょっと一般的な腐女子からはハズレたマイナー腐女子だと自認しているので、
イケメンだから萌えるわけでもなく、見た目の美醜はどうでもいいです。
ツンとかデレが萌えの重要ファクターというわけでもないです。
「おお振り」で丁寧にリアルに描かれている少年心理の機微や、
人間関係のすれ違いと葛藤と和解に萌えているような気がします。
なので「腐女子だと何に萌えるのか?」という問いは、
もっと一般的な腐女子の方にお尋ねいただいたほうが、一般的な回答が得られるかと存じます。

>腐ってやがる・・早すぎたんだ

4年前のおお振り感想の前フリで、私自身も書いた名セリフです、コレ(笑)。
http://aduki1.blog54.fc2.com/blog-entry-982.html

クロトワ「殿下、まさかあれを? まだ早すぎます!」
クシャナ「今萌えずに、いつ萌えるのだ!」「薙ぎ払え!」

コメントをありがとうございました。

2013/12/10 (Tue) 18:56 | 杏月 | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック