先日の日記にも書きましたが、
今年の夏の甲子園は、8月21日に沖縄代表興南高校の春夏連覇で幕を下ろしました。

もともと特定の学校に思い入れを持たずに甲子園の試合を見ていた私ですが、
大会7日目頃から、成田高校のピッチャー中川くんが密かに気になっていましたw
だって、「熱闘甲子園」で紹介されたエピソードが、
「小学生の頃から庭に9分割の的を立てて投球練習をし、制球力を身につけた」
って、リ ア ル 三 橋、ktkr!!!!



「吠えるドクターK」こと中川くんは、打者に対して強気に攻め、
ゆったりしたフォームから最速143km/hのキレのいい直球を投げるんですが、
打ち取るとマー君みたいに雄叫びを上げます。
サイン交換している時のじっと見据える眼光や、ゆったりとモーションに入る時の動きが、
エースのオーラを感じさせて、見ていて好きなタイプの投手ですvv

甲子園5試合、670球を全部一人で投げ抜いたところもまた、三橋くんっぽい?w
それと、中川くんはもともと色白なのか、それとも顔が赤くなりやすい体質なのか、
試合中~試合後は、いつでも誰よりも顔を紅潮させてて、
「やばい、熱中症になっちゃうよ! 早く、早く冷たいものと水分を彼に……!」
とテレビの前の私が心配になるほどw


あ、ちなみに「9分割ピッチャー」という今日のタイトルは
「9分割の的で練習していたピッチャー」って意味で、
「ストライク9分割のコントロールで投げられるピッチャー」ではないですよ、念のため。
そんな人、いません(笑)。
8月に発売された「おおきく振りかぶって~夏の大会編~FANBOOK」の中には、
昨今の日本プロ野球でもっともコントロールが良いと言われる投手の一人、
「投げる精密機械」こと小宮山悟氏(昨年現役引退)へのインタビューが載っています。
(本が届いて真っ先にこのページ開いて目ェ輝かせながら読んでいた私は、ただの野球好き・苦笑)
小宮山さんはストライクゾーンを4分割、
最悪、上下か左右の2分割して投げていたそうです。
三橋くんの9分割は実際可能か? と問われ、
「僕の意見としては……申し訳ないですが、不可能でしょうね。
そこまでのコントロールをもつ投手は、プロでもいまだかつて見たことがありません」
「実現できるかどうか、という問題よりも、
どちらかというとピッチングに対する考え方の違いだと思います」
つまり、”打たれる確率の低い投球”をすることが大事なので、
正確に9分割のコントロールを身につけることよりも、
狙ったところよりも真ん中に入らなければ良い、と投球を組み立てるからだそうです。
まぁそもそも「三橋の9分割のコントロール」は、
おお振り作中で最大のファンタジーですものねw


話が逸れました。
そんなわけで、三橋くんのような投球練習で制球力を磨いてきた中川くんですが、
準決勝は3回辺りから明らかに目に見えて疲れていて、
東海大相模打線に19安打11失点……。
疲れていたっていうか、ほとんど熱中症の症状に見えましたよ!
準々決勝までの鋭い眼光が消えて、どこかぼうっとしているし、動きが少し緩慢だし、
試合終盤はベンチの中でうなじに保冷剤を当てたままずっと項垂れていたし……orz
でも、5回終了後に監督から「代わるか?」と聞かれたら、「行きます」と即答したそうな。
「エースは1人で投げきるものだと教えられてきたから」
ぎゃー! どこまでエースなんだw ますます三橋くんっぽいww

ギリギリ限界の力を振り絞って、精一杯投げ抜いた中川くん、
決勝戦を目の前にして敗れ去って、
その夜の宿舎では悔し涙に咽び泣いていることだろうなぁ……。

と気の毒に思いながら、その晩の「熱闘甲子園」を見たら。


AKB48の曲を、めっちゃイイ笑顔で、
振りつけカンペキで踊ってた……!



ますます目が離せんwwwww
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